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nob について

大阪府堺市の病院で働く理学療法士です。骨粗鬆症の予防を目的に日々研鑽しています。どうすれば骨は丈夫になるのか、どうすれば骨折を防ぐことができるのか。一般の方だけでなく医療従事者にも参考になる情報(コツ)を発信したいと思います。 

ビタミンDを食事で摂るならこれが良い

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第26談

 

前々回に日光浴をすることによってビタミンDができるとお伝えしましたが、食事で補いたい方もおられると思いますので、今回は食事のお話です。

これは骨粗鬆症財団が発行している啓発資料ですが、魚類ときのこ類を摂取するとビタミンDが補充できると言われています。

魚類はカルシウムの摂取もできるので骨粗鬆症の予防と治療にはやはり欠かすことができないものですね。

 

また、日本とアメリカでビタミンDを補充する主な食品が異なると聞いたことがありまして、日本は魚類が多いのに対し、アメリカは牛乳やサプリメントで補充しているそうです。文化の違い?何なんでしょうね。

 

適度に日光浴をして、食事で魚類ときのこ類を摂取する

これで、ビタミンDはバッチリです。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第26談 でした(^ ^)

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地域連携パスについての講演をしてきました

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第25談

 

今日は某製薬会社様よりご依頼があり社内講演をしてきました。

テーマは、大腿骨近位部骨折の地域連携パスについてです。

 

何を話しようか迷ったのですが、シンプルに「地域連携パスで骨粗鬆症の地域連携が図れるのか」という内容でお話をさせていただきました。

 

現在の堺市で使用されている大腿骨近位部骨折の地域連携パスは、骨折に対する内容しか含まれておらず、骨粗鬆症に対する内容は全く含まれておりません。

 

以前、聴講した研修で、「大腿骨近位部骨折に対する手術は、骨折の治療であって骨粗鬆症の治療ではない」と聞いて衝撃を受けた覚えがあります。

 

骨粗鬆症の治療をしなければ、次の骨折を招く危険性を見て見ぬ振りをした状態と同じです。

講演では、当院での骨粗鬆症に対する検査と治療の実績から、地域連携パスにどのような骨粗鬆症の内容を導入すべきかなどをお話させていただきました。

 

急性期病院だけでは骨粗鬆症の予防と治療はできません。地域の医療機関との連携が必須です。

これから、地域連携についての取り組みを加速し、活動の幅を広げていきたいと考えています。

(スライドの表紙です)

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第25談 でした(^ ^)

 

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知らないとマズイ!ビタミンDを作るための正しい日光浴とは

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第24談

 

「ビタミンD」のシリーズが続いていますが、だんだんビタミンDの重要性がわかってきましたか?

 

高齢者でビタミンDが不足していること、その原因として食事から摂取する量が少ない、日光に当たる時間が少ないとお伝えしてきました。

じゃあ、ビタミンDを補充しましょう!

 

その方法として、最適なのは日光浴”です。

ビタミンDの生成の90%は日光に当たることでできるのです。

 

場所もとりませんし、お金もかかりません。なんてエコなことでしょう。

しかし、その日光浴の方法を誤ると効果はありません。

 

そこで、「知らないとマズイ!ビタミンDを作るための正しい日光浴」についてお話をしていきます。

 

1.日焼け止めはダメ!

紫外線をカットしてしまっては、いくら日光に当たっていてもビタミンDはできません。どこかの研修で、「日焼け止めが売れると骨粗鬆症患者が増える」と聞いてことがあります(^◇^;)

 

2.窓越しはダメ!

最近のガラスは紫外線をカットしてくれますので、しっかり屋外へ出て直接日光に当たりましょう。

 

3.長袖、日傘も効果薄い!

やはり直接当たるのがいいですので、長袖や日傘はあまり良くないことです。しかし、シミなど気になる方は多いですよね。そんな方は、手の甲だけでも日光に当たりましょう。体のどこに当てないといけないというのはありません。シミができにくい手の甲だけでも直接日光に当ててみてはいかがでしょうか?

 

4.必要な時間は日光に当たろう!

夏は15分程度と聞いたことがあります。日陰なら30分くらいでしょうか?冬は1時間くらい必要と言われています

 

いかがでしょうか?これで日光浴の正しい方法について整理できましたか?

雑学ですが、日本人よりも東南アジアの人たちの方がビタミンDが圧倒的に多いそうです。1日あたり日光に当たる時間が長いということも理由の一つだそうです。

 

毎日室内で仕事をしていると、なかなか直接日光に当たる時間は作れないですが、休日の天気のいい日は外に出てみようと改めて考えさせられました。

ちなみに、私は昨日まで学会発表のために沖縄に行ってまいりましたが、ずっと分厚い雲に覆われて一度も太陽を見ませんでした(^◇^;)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第24談 でした(^ ^)

 

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市民公開講座を開催しました

こんにちは(^ ^)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第23談

 

今日は市民公開講座が開催されました。

「骨粗鬆症」をテーマに、医師、理学療法士、管理栄養士の3視点から骨粗鬆症の予防と治療についてお話をさせていただきました。

会場は満員御礼で、立ち見、別室でのモニター視聴と過去最多の参加をいただいたと聞いております。

 

本当にありがとうございました。

 

骨粗鬆症に対して興味・関心を持っていただいていることを感じましたが、如何せんまだ検診率の向上にまで至っておりません。

 

これは今後も課題になるかと思います。

 

これからもこのような形も含め、少しでも骨粗鬆症の予防と治療に一役買えるように精進して参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(開場前の様子です)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第24談 でした(^ ^)

 

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なぜ高齢者はビタミンDが不足しているのか?

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第22談

 

前回から「ビタミンD」を取り上げてお話をしてきましたが、今回はビタミンDが高齢者を中心に不足している原因についてお伝えします。

高齢者でビタミンDが不足している原因として、骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインでは、「脂質の吸収低下」、「皮膚でのプロビタミンD生成の減少」、「日光暴露の減少」などが挙げられています。

 

わかりにくいですか? では、簡単に言い換えると、

1.食事でのビタミンDの摂取不足

2.日光に当たる時間の不足

です。

 

特に重要なのが、「日光に当たる時間の不足」です。

ビタミンDは日光に当たることによって生成されます。

 

その生成の割合は90%です。 ってことは、食事で摂取するのは、たったの10%です。

皮膚が日光に当たることで、皮膚でプロビタミンDというビタミンDになる前身が作られます。

 

高齢者で、「日光に当たる時間の不足」が原因となるのは、移動能力の低下や施設入所によって外出機会が減少することが考えられます。

その結果、骨が弱くなり、転倒しやすくなることで骨粗鬆症性骨折を引き起こしやすくなり、さらに外出機会を減少させるという悪循環が形成されてしまいます。

 

よって、いくら食事でカルシウムを積極的に摂取していても、外出しないで閉じこもっているとビタミンDが生成されず、骨はなかなか強くなりません。

 

『ビタミンDには日光浴』 これを知っておいてください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第22談 でした(^ ^)

 

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こんなにすごい!ビタミンD!

こんにちは(^ ^)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第21談

 

前回まではカルシウムについてお話をしてきましたが、今回から取り上げるのはビタミンDです。

 

ビタミンDと聞いて、ピンとこない方は多いのではないでしょうか?

私も、骨粗鬆症について勉強するまではビタミンDについては全くの無知でした。

しかし、ビタミンDがこんなにも骨粗鬆症の予防と治療に重要な役割を果たしていたなんてと感銘しました。

 

ビタミンDの役割は、体内に取り込まれたカルシウムを小腸に吸収されるのを助けることです。

ってことは、ただカルシウムを摂取していてもビタミンDが欠乏していたら意味がないということになります。

 

特に小児でのビタミンD欠乏は、体格の変形を伴う「くる病」となる危険性があるため欠かすことはできません。

 

また、ビタミンDはそれだけでなく、筋力増強効果や、転倒予防効果が認められたとの報告もあり、骨強度だけでなく、骨折の原因となる転倒にも効果がある素晴らしい栄養素です。

 

ということで、しばらくはビタミンDを取り上げてお伝えしていきたいと思います。

ちなみに、ビタミンDはカルシウムと違って、ほとんどが体内で生成されます。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第21談 でした(^ ^)

市民公開講座のお知らせ

こんにちは(^ ^)

 

今回は、市民公開講座のお知らせです。

2月18日(土)に骨粗鬆症をテーマとした公開講座が開催されます。

場所は、堺市立東文化会館3階フラットホール

時間は、14:00〜16:00

です。

 

骨粗鬆症に関する基礎知識から、予防と治療に必要な「くすり」、「運動」、「栄養」について詳しくお話をします。

 

ご興味のある方は、ぜひご家族、ご友人をお誘いのうえお越しください。

食べてみよう!カルシウムが多く含まれる食材とは?

こんにちは(^ ^)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第20談

 

前回は、「自己チェックを用いてカルシウムの摂取量が充足しているのか」についてお伝えしました。

 

みなさん、摂取量はどうでしたか?

十分に足りている人はいいと思いますが、ほとんどの方は足りていないと判定されたんじゃないでしょうか?

予想以上にカルシウムを摂取しないといけないものなのです。

 

では、どのような食品を意識して摂取すればいいのでしょうか?

今回はカルシウムが多く含まれる食品についてお伝えしていきます。

 

大きく分類分けすると、「乳製品」、「大豆製品」、「魚介類・海藻」、「野菜」です。

 

  • 乳製品

:牛乳、プロセスチーズ、ヨーグルトなど

  • 大豆製品

:木綿豆腐、厚揚げ、納豆など

  • 魚介類・海藻

:イワシ、桜えび、ひじきなど

  • 野菜

:小松菜、チンゲンサイ、切り干し大根など

 

では、どれくらいのカルシウムが含まれているのでしょうか?

 

一番推奨されているのは、やはり乳製品ではないでしょうか。

例えば、牛乳であればコップ1杯200gで220mgものカルシウムが含まれています。

 

前々回にお伝えしましたが、普通の食事をしていると大体1日500〜600mgのカルシウムが摂取できていると言われています。

しかし、1日に必要な量は800mgです。

 

200〜300mgが足りないということになります。

 

ってことは、牛乳を毎日1杯飲むと、、、。 足りますね!

 

そのほかには、プロセスチーズでは1枚20gで126mg、ヨーグルトでは半カップ100gで120mgのカルシウムが摂取できます。

 

以下の表は、日本食品標準成分表2010より抜粋したものです。

乳製品が苦手な方は、様々な食品を摂取してカルシウムを補充しましょう。

 

このようなことをお伝えしながら、不足している私もカルシウムを意識して摂取するようにしています。

 

みなさんも、是非参考にしていただき今日から食生活を改善しましょう!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第20談 でした(^ ^)

やってみよう!カルシウム摂取量チェック!

こんにちは(^ ^)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第19談

 

前回は、「1日に必要なカルシウム量」についてお伝えしました。

 

では、今回は摂取量の自己チェックをしてみましょう!

 

以下の表は、骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインから引用したものです。

10項目の質問に対して摂取状況をチェックしていきます。

みなさんも是非やってみてください。

 

最後に合計点を算出しますが、何点になりましたか?

その点数を使って摂取状況を判定します。

これが判定表です。

私もやってみましたが、自分では食べているなって思う時でも足りていませんでした、、、。しかも思った以上に、、、。

 

骨粗鬆症マネージャーでありながら、なんと恥ずかしい、、、。

食生活を見直さないといけないですね。

 

このように自己チェックをして、「骨のために食生活を変えていこうかな」って思うきっかけを作ることが大事だと思います。

 

ただ、「カルシウムを摂りなさい」と言われてもピンとこない方は多いですが、自己チェックをすることで意外と危機感を覚える方は多いと思います。

 

また、成長期のお子さんがおられる方は、自分だけでなく子供の食生活も見直すチャンスです!

 

次回は、どのような食品に多くカルシウムが含まれているのかについてお伝えしたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第19談 でした(^ ^)

知らないとマズイ! 1日に必要なカルシウム量は?

こんにちは(^ ^)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第18談

 

今日は、「1日に必要なカルシウム量」についてお伝えをします。

 

前回もお伝えしましたが、「カルシウム」は骨の主要材料であり、骨粗鬆症の予防と治療において欠かすことのできない栄養素の一つです。

 

カルシウムは体内で生成することはできないので、食事で摂取するしかありません。

 

では、一体どれくらいカルシウムを摂取しないといけないのでしょうか?

 

一般的には、1日800mg必要であるといわれています。

 

っていわれてもピンときませんよね。

 

「800mgってどれくらいなん?」

 

1日3食を普通の食事をしている(普通の定義も怪しいですが・・・)とだいたい600mg摂取できるといわれています。

 

ただ、実際に日本人の1日の平均摂取量を測定すると、600mgも摂取できておらず、約500mgだったといわれています。

 

っていうことは、200〜300mgも足りないということですね。

 

この生活が毎日続くと、、、骨粗鬆症の治療ができていないだけでなく、予防も行えず骨粗鬆症になる方はどんどん増えていきます。

 

まずは自分がしっかり摂取できているのかを確認しましょう!

 

っていうことで、次回はカルシウム摂取に対する自己チェックについてお伝えします。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第18談 でした(^ ^)