こんにちは(^ ^)
骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第31談
今回は、第15談の「骨粗鬆症に対する3つの専門的検査とは」でも触れましたが、
骨密度についてのお話です。
骨密度検査は、骨の強さを調べるための代表的な検査です。
骨の中にどれくらいのミネラル(カルシウムなど)が含まれているのかを測定します。結果は、パーセンテージ(%)で表示されます。
それは若年成人を100%とした場合の骨の状態を表しています。
あなたは今まで骨密度を測定したことはありますか?
測定したことがある方は、身体のどの部位をどの方法で測定しましたか?
測定方法は様々あります。
・超音波を用いて足の踵や手首の骨密度を測定する方法
・エックス線を用いて手指の骨密度を測定する方法
などがあります。
でも、今回お伝えしたいのは、最も推奨されている方法のDXA法です。
以下、DXA法について簡単にまとめてみました。
1.DXA法とは?
2種類の異なるエネルギーのX線を照射し,骨密度を測定する方法です.線量は胸部X線の1/10程度であり,測定時間は5~10分程度です.
2.測定部位は?
腰部と大腿部の測定をします.最も高い精度の骨密度がわかり,他の部位の骨折リスクも評価することができます.
3.結果の見方は?
若年成人を100%とした場合
80%以上 : 正常
70〜79% : 骨量減少
69%以下 : 骨粗鬆症の危険性
4.定期的な検査が必要か?
骨密度の定期的な検査は,治療効果の確認と治療の継続に最も有効であると考えられています.半年〜1年ごとに検査を受けることが推奨されています。
いかがでしたか?
正確な骨密度検査の継続は、骨粗鬆症に対する治療効果の確認を医療者側と患者側の双方が感じることができます.
ガイドラインでは、65歳以上の女性、危険因子を有する65歳未満の閉経後から周閉経期の女性においては、骨折リスク評価のための骨密度検査は有効であるとされています。
男性でも70歳以上であれば検査を受ける必要があり、70歳未満でも危険因子があれば検査は有効です。
ぜひ、これを機会に自分の骨密度を一度知っておきましょう!
以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第31談 でした(^ ^)
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