こんにちは(^ ^)
骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談
今回は、骨の代謝について簡単にご説明できればと思っています。
(もうすでにご存知の方には、つまらない内容かもしれませんが、、、)
人間の骨は絶えず代謝というものが働いています。
それは、「新しい骨が作られる機能(骨形成)」と「古い骨が壊される機能(骨吸収)」です。
骨の新陳代謝とか、骨のリモデリングとも言われていますね。
新しい骨を作る細胞を骨芽細胞といい、古い骨を壊す細胞を破骨細胞といいます。
骨粗鬆症では、この2つの機能のバランスが重要です。
骨の量を維持しようと思えば、「骨形成」と「骨吸収」のバランスが保たれている必要があります。
しかし、加齢性変化やその他の何らかの原因により、このバランスが崩れ、「骨形成」が低下、または「骨吸収」が亢進してしまうと、骨の代謝機能は崩れて骨量は低下してしまいます。
(骨代謝を低下させる原因は、こちら)
お金で例えるならば、「骨形成の低下」は収入が減少してしまったことを表し、「骨吸収の亢進」は支出が増加してしまったことを表します。
どちらにせよ、その状態が続くと貯金残高(骨量)が減ってしまいます。
この骨の代謝を崩さないようにするために必要なことは以前にもお伝えしましたが「骨のくすり」と「運動」、「栄養」です。
ちなみに、古い骨は1ヶ月あれば壊されますが、新しい骨はできるまで4ヶ月かかりますから、根気強く予防と治療を行う必要があります。
いつまでも健康な骨であり続けるために、今から骨の代謝も気にしながら生活していきましょう。
以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談でした(^ ^)
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