かんたん骨粗鬆症チェック!その2「肋骨と骨盤の距離は?」

こんにちはo(`ω´ )o

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第12談

 

今年も今日を入れて残りも3日になりましたね。

年賀状も作らずにブログを更新しています。

今夜にでも年賀状のデザインを考えようと思っています。

 

さて、本題に戻りますね。

前回から始まった “かんたん骨粗鬆症チェック”シリーズ

 

その1は、「壁に頭がつきますか?」でした。

 

今回は、その2「肋骨と骨盤の距離は?」です。

 

では、下の図を見ながら説明しますね。

(Reproduced from JAMA 2004;292:2890-900 with permission of the American Medical Association)

 

このチェックの名称は、肋骨—骨盤間距離といいます。

「そのままやんけ!」と言わないでくださいね(^◇^;)

 

この方法は、一人ではできません。誰か協力してもらえる人が必要です。

 

まず立位になります。

そして、後ろから肋骨と骨盤の間に手を入れます。

肋骨と骨盤の間に指が何本入るでしょうか?

 

2本も入らない場合は危険です!

胸椎の椎体骨折が存在する可能性が高いそうです。

 

781例の骨粗鬆症外来に通院する女性患者を対象にすると、この方法は感度88%、特異度が46%であったと報告されています。

(Reproduced from JAMA 2004;292:2890-900 with permission of the American Medical Association)

 

前回も述べましたが、椎体骨折は3人に2人は無症状であるといわれています。

転けたこともないし、痛くもない、

でも、いつのまにか骨折をしています。

 

一度、肋骨と骨盤の距離を測ってみてください。

 

年の瀬ですが、骨粗鬆症マネージャーの活動はどんどん続けていきます。

 

次回は、“かんたん骨粗鬆症チェック”シリーズ その3です。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第12談 でした(^ ^)

かんたん骨粗鬆症チェック!その1「壁に頭がつきますか?」

こんにちは♪( ´▽`)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第10談

 

前回までは、“骨粗鬆症になりやすい”シリーズでしたが、

今回からは、“かんたん骨粗鬆症チェック”シリーズをお伝えします。

 

今日は、その1です。 題して! 「壁に頭がつきますか?」です

 

下の図を見ながら説明しますね。

(Reproduced from JAMA 2004;292:2890-900 with permission of the American Medical Association)

 

このチェックの正式名称は、Wall-occiput test (壁-後頭間距離)といいます。

 

方法は、まず壁に背を向けてから、

1.踵を壁につけ、

2.お尻を壁につけ、

3.肩を壁につけ、

そして、、、

4.後頭部を壁につけます

 

壁に頭がつけられない場合は、脊椎が変形しており、胸椎の椎体骨折が存在している可能性が高いといわれています。

 

216名の骨粗鬆症外来に通院する女性患者を対象に,このチェックをした結果では、その感度は60%,特異度が87%で有用であったと報告されています。

(引用:Reproduced from JAMA 2004;292:2890-900 with permission of the American Medical Association)

 

椎体骨折は3人に2人は無症状であるといわれています。

転けたこともないし、痛くもない、

でも、いつのまにか骨折をしていて、背中がだんだんと曲がってきます。

 

日本人は諸外国と比べて椎体骨折が多い国であるといわれています。

 

椎体骨折は背中が曲がるだけでなく、様々が内科的な影響も出てきます。

 

その前に、予防をすることが重要です。

 

一度、壁に背を向けてチェックしてみてください。

 

このように少しでも骨粗鬆症マネージャーとして、みなさんにどんどん情報を発信していきたいと思います。

 

次回は、“かんたん骨粗鬆症チェック”シリーズ その2です。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第11談 でした(^ ^)