公開講座でお話をしてきました

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第39談

 

今日は、「骨粗鬆症に関する公開講座」にてお話する機会をいただきまして、熱く語ってきました(^ ^)

 

私のお話のテーマは、「実践!骨粗鬆症のセルフチェックと予防運動」としました。

骨粗鬆症に関する疫学や深い知識にはあまり触れずに、骨粗鬆症の早期発見と早期予防・治療に繋げていただくために、「骨粗鬆症になりやすい人の特徴」と「簡単に行える自己チェック」、「今からできる予防運動」についてお話をさせていただきました。

骨粗鬆症は“沈黙の疾患”とも言われており、気づかないうちに骨強度は低下し、骨折して初めて骨粗鬆症であったことを知るケースは多く見られます(場合によっては、骨折しても気づかないことも。。。)

 

骨粗鬆症性骨折の一つである大腿骨近位部骨折の5年生存率は、がんの5年生存率よりも低いと言われており、骨粗鬆症を軽視していると非常に重篤な状態になりかねません。

 

今日のお話で少しでも骨粗鬆症の検診率の向上と、治療率の向上に寄与できればと思います(^◇^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第39談でした(^ ^)

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骨粗鬆症に関する公開講座のお知らせ

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第38談

 

今回は、今週6日(木)の公開講座のご案内です。

私は理学療法士の立場から、骨粗鬆症のセルフチェックと骨粗鬆症の予防のための運動についてお話をさせていただきます。

 

なぜか、パンフレットを見るとトリになっており若干プレッシャーを感じておりますが、骨粗鬆症マネージャーの責務・任務を果たしたいと思います。

 

昨年から様々な方より骨粗鬆症に関する講演のご依頼をいただき、ご縁を感じます。

 

このご縁を一つずつ大切にしたいと思います( ◠‿◠ )

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第38談でした(^ ^)

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骨の代謝とは

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談

 

今回は、骨の代謝について簡単にご説明できればと思っています。

(もうすでにご存知の方には、つまらない内容かもしれませんが、、、)

 

人間の骨は絶えず代謝というものが働いています。

それは、「新しい骨が作られる機能(骨形成)」と「古い骨が壊される機能(骨吸収)」です。

骨の新陳代謝とか、骨のリモデリングとも言われていますね。

 

新しい骨を作る細胞を骨芽細胞といい、古い骨を壊す細胞を破骨細胞といいます。

骨粗鬆症では、この2つの機能のバランスが重要です。

骨の量を維持しようと思えば、「骨形成」と「骨吸収」のバランスが保たれている必要があります。

 

しかし、加齢性変化やその他の何らかの原因により、このバランスが崩れ、「骨形成」が低下、または「骨吸収」が亢進してしまうと、骨の代謝機能は崩れて骨量は低下してしまいます。

(骨代謝を低下させる原因は、こちら)

→ 骨粗鬆症になりやすい4つの身体的要因とは

→ 骨粗鬆症になりやすい4つの病気と1つの薬

→ 骨粗鬆症になりやすい5つの生活習慣

 

お金で例えるならば、「骨形成の低下」は収入が減少してしまったことを表し、「骨吸収の亢進」は支出が増加してしまったことを表します。

どちらにせよ、その状態が続くと貯金残高(骨量)が減ってしまいます。

 

この骨の代謝を崩さないようにするために必要なことは以前にもお伝えしましたが「骨のくすり」と「運動」、「栄養」です。

骨粗鬆症の予防と治療に必要な3つのこと

 

ちなみに、古い骨は1ヶ月あれば壊されますが、新しい骨はできるまで4ヶ月かかりますから、根気強く予防と治療を行う必要があります。

 

いつまでも健康な骨であり続けるために、今から骨の代謝も気にしながら生活していきましょう。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談でした(^ ^)

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骨粗鬆症マネージャーの取得状況と問題点

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第35談

 

前回は骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースの開催のご案内をしましたが、

現在、全国に骨粗鬆症マネージャーはどれほどいるのでしょうか?

 

日本骨粗鬆症学会のホームページによると、認定者は1867名いるそうです。

 

職種別では、

看護師:50%

理学療法士:19%

薬剤師:18%

放射線技師:5%

管理栄養士:4%

その他:4%

だそうです。

 

ということは、私のように理学療法士で骨粗鬆症マネージャーの資格を取得しているのは、400名弱ほどということになりますね。

 

リエゾンサービスに携わっていて一番に感じることは、骨粗鬆症マネージャー同士のつながりが少ないことです。

 

資格を取得しても特に活動していないマネージャーが多くいると聞きました。

 

「何をしたらいいのかわからない。」

「他のマネージャーがどんな活動をしているのかわからない。」

 

などなど、コミュニケーションの希薄化を表す声が聞かれます。

本当にもったいないことですよね。

 

骨粗鬆症マネージャーが相互に情報交換する横の繋がりが必要です。

 

学会も学術集会や研修講演会でそのような機会を作ることを推奨しているそうです。

交流が図れることで、間違いなく各施設でのリエゾンサービスの質は向上すると思います。

私も、微力ではありますが、そのような活動に尽力できればと思っています。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第35談でした(^ ^)

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速報!骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースのご案内

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第34談

 

今日、骨粗鬆症学会のホームページを閲覧していると、

次回の骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースの案内が出ていました!

 

開催日は、10月22日の日曜日です。学術集会の最終日ですね。

場所は、大阪国際会議場です。

私も、以前同じ場所でレクチャーコースを受講しました(^ ^)

 

定員は500名だそうです。

そして、何よりも気になるのが申し込みはいつから始まるかですよね。

 

7月10日の12時からみたいです。

おそらく、この日に応募が殺到するのではないでしょうか。

 

年々、締め切りが早くなっていると聞きますので、

骨粗鬆症マネージャーの資格取得を考えておられる方は、必須研修になっているので、要チェックです!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第34談 でした(^ ^)

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社内講演をしてきました

こんにちは(^ ^)

 

今日は製薬会社様よりご依頼があり社内講演をしてきました。

講演タイトルは「骨折連鎖を断つための新たな挑戦」です。

今回、様々な方のご協力をいただき、「骨折連鎖予防手帳」を作成しました。

この手帳は骨粗鬆症性骨折を受傷された方に配布するものであり、次の骨折を予防するための治療率の向上と、治療継続率の向上を目的としています。

 

今日の講演は、私がなぜ骨粗鬆症に対して活動を始めるようになったのか、なぜ骨折連鎖予防手帳の作成が必要と考えたのか、そしてこの手帳を今後どのように活用して行くのかなど、臨床で感じたことをそのままスライドと言葉で表現してみました。

 

当院では、大腿骨近位部骨折症例に対して配布を予定しており、現在運用開始に向けた準備をしております。

 

今週末の日本理学療法学術大会、来月の日本リハ医学会での発表でもこの手帳を紹介させていただきたいと思います。

 

この手帳が、骨粗鬆症治療の一役を買えることを願って、今後も骨粗鬆症マネージャーとして活動していきたいと思います。

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飲み過ぎ注意!アルコールと骨粗鬆症の関係とは

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第32談

 

ゴールデンウィークが今日で終わり、皆さんどんな連休を過ごしましたか?

晴れの日が多くて、BBQをした方も多いでしょうね。

私も海鮮BBQをしましたが、そんな時についついやってしまうのが、お酒の飲み過ぎです。

 

これからさらに気温が上がり、ビールが美味しい季節になってきますが、その前にアルコールと骨粗鬆症の関係についてお話をしておきたいと思います。

 

以前、第8談の「骨粗鬆症になりやすい5つの生活習慣」でも触れましたが、過度の飲酒を続けているとどれほど骨粗鬆症の危険性があるのでしょうか。

 

適度な飲酒であれば、百薬の長と言ったりしますが、過度になると蛋白質やカルシウムの吸収を低下させたり、骨のもとになる細胞の働きを抑えたりして、骨密度を減少させてしまいます。

 

蛋白質やカルシウムの役割については、第17談の「骨粗鬆症の予防と治療に必要な4つの栄養素」で簡単に説明していますので、ご参照ください。

 

では、どれくらい飲み続けるとどれくらい危険なのでしょうか?

資料や報告によって1日当たり2単位と3単位に分かれるのですが、今回は骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインに掲載されている3単位で話を進めます。

 

1日当たり3単位の量を飲み続けると骨粗鬆症性骨折リスクは1.38倍、大腿骨近位部骨折リスクは1.68倍になるといわれています。

 

では、3単位とはどれくらいなのでしょうか?

350ml缶のビールでは4〜5本です。日本酒では3合、ワインならグラス6杯です。

 

こう見ると結構多い量に感じるので、そこまで飲んでいる人は少ないとは思います。

私も飲んでもビール2〜3本程度です。しかも、今年に入って平日はできるだけ控えるようにしています。

今年で私も37歳、骨粗鬆症も含め体のことを考えるようになってきました。

 

皆さんもお酒の飲み過ぎには注意して、うまく付き合いようにしてみてください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第32談 でした(^ ^)

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必要とされる喜び

こんにちは(^ ^)

昨年から、ちょこちょこっとセミナーや勉強会、公開講座の講師依頼をいただいております。

来月も勉強会でお話をさせていただきますが、今日も新たな依頼をいただきました。

 

骨粗鬆症マネージャーの役割の一つに骨粗鬆症の検査と治療をよびかける啓蒙活動があり、とても重要なことです。

なので、講師依頼は断る理由がありません。

 

少しでも検査率向上、治療率・治療継続率の向上に寄与できるために尽力したいと思っています。

 

必要とされる喜びを噛み締めて、楽しく準備させていただきます( ^ω^ )

すぐできる!ビタミンK自己チェック

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第29談

 

前回よりビタミンKを取り上げてお話をしておりますが、今回はみなさんのビタミンKの摂取が十分な量なのか簡単なチェックをしたいと思います。

 

チェックは本当に簡単です。

納豆と野菜の摂取状況を確認するだけでできるんです。

以下の表の通りに点数をつけて見てください。

(骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインより抜粋)

 

恥ずかしながら、私は十分な摂取ができていませんでした。

皆さんはいかがでしたか?

 

次回は、ビタミンKが多く含まれる食材についてお伝えできればと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第29談 でした(^ ^)

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骨に必要な2つのビタミン!ビタミンDともう1つは?

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第28談

ずっとビタミンDについて述べてまいりましたが、今回からは「ビタミンK」に話題を変えたいと思います。

 

ビタミンKも骨に重要な役割を果たします。

それは、骨形成(詳しくいうと骨基質の合成)に必要だからです。

 

高齢者では血中ビタミンK濃度が低下しますが、その血中ビタミンK濃度は骨密度と正の相関があるといわれています。

よって、ビタミンKの不足は大腿骨近位部骨折をはじめとした骨粗鬆症性骨折の危険因子の一つとなります。

 

“ビタミン”といわれると、ビタミンCやビタミンBをよく耳にしますが、骨にはビタミンDとKが重要です。

次回以降も少しビタミンKについてシリーズ化してお伝えしたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第28談 でした(^ ^)

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