【掲載報告】骨粗鬆症リエゾンサービスにおいて理学療法士は何をすべきか?

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #progress in medicine

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第69談

 

今回は掲載報告です。

Progress in medicineさんよりご依頼がありまして、

骨粗鬆症リエゾンサービスの現状と課題」における理学療法士の立場からということで微力ながらご協力させていただきました。

骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)において理学療法士は貴重な存在であり、期待される役割は小さくありません。

そこで、OLSにおいて理学療法士は何をすべきなのかということを「評価」と「運動療法」に分けて述べさせていただきました。

 

また、最後には当院のOLSでの理学療法士の活動内容について紹介させていただきました。

今回の執筆にて自分の考えをまとめ直す貴重な機会となりました。

 

ほかにも、たくさんの先生方が興味深い内容を執筆されておりますので、ぜひ見てみてください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第69談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

ファシリテーション研修を受講してきました

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #ファシリテーション #チーム医療

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第68談

 

昨日はグランフロント大阪で「骨粗鬆症における地域連携・多職種連携セミナー」で発表をしたあと、すぐに新幹線に乗り込み東京へ向かいました。

 

その目的は、本日開催された「骨粗鬆症治療の実践とファシリテーション」という研修を受講するためです。

朝8時半から夕方18時まで、昼もランチョン形式を1日みっちりの研修でした。

 

当方の勤務する医療法人でもファシリテーションの研修を受講していますが、今回は骨粗鬆症の治療においてどうやって多職種での意見交換やカンファレンスをファシリテーションしていくのかという技量を養ってきました。

 

OLSは多職種で取り組むことが必要であることは当然であり、カンファレンスは臨床の場で必須になってきています。そのため、カンファレンスの場でまとめ役、促進役も必要となってきます。

 

そして、それは骨粗鬆症マネージャーが率先して行うべきであり、そのスキルを身に付けることは重要です。

 

当研修では、座学は少なく、ロールプレイやディスカッションすることが多く、あっという間に時間が過ぎたように思います。

 

また、全国で活発に活動しておられる看護師さんや薬剤師さん、理学療法士と交流が図れたことがとても貴重でした。

今年の長崎での学会でお会いするのが楽しみです。

 

今日は、本当に勉強になった1日でした。

明日からまた臨床に戻りますが、少しでも学んだ内容が実践できればと思っております。

骨粗鬆症マネージャーとして、またスキルがアップしたと感じた有意義な時間でした。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第68談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

地域連携・多職種連携セミナーin大阪で発表してきました

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #地域連携 #多職種連携

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第67談

 

昨日は節分の日でありましたが、グランフロント大阪で「骨粗鬆症における地域連携・多職種連携セミナーin大阪」が開催されました。

私は一般演題で「骨粗鬆症リエゾンサービスにおいて理学療法士に求められる役割」というタイトルで発表させていただきました。

20分という短い時間ではありましたが、まず前半で理学療法士が行うべき評価と運動療法についてお話しさせていただきました。

そして、後半で当院のOLSでの理学療法士の活動についてお話をさせていただきました。

 

理学療法士が専門的知識を持って取り組めるのは転倒リスク評価とそれに対する運動療法です。

 

骨粗鬆症性骨折の多くは転倒によって起こるため、易転倒性となる運動機能の低下に対する対応は非常に重要になります。

 

また、当院でのOLSの特徴は、他の施設よりも理学療法士が積極的に関わっているところです。

 

骨折連鎖の予防のために、早期から理学療法を実施し、転倒・骨折リスクの評価を行い、骨粗鬆症及び骨折連鎖の予防に対する説明を理学療法士が患者本人または家族に実施しています。

 

骨折連鎖予防手帳の記入または管理も理学療法士が行なっており、OLSの中で理学療法士は活発に動いております。

 

特別講演された健愛記念病院の池田聡先生の『骨折予防はきっと健康寿命延伸につながる』 は本当に臨床で働いていて痛感します。

 

当院での骨折連鎖に対するOLSが「健康寿命延伸につながる」ように、一人の骨粗鬆症マネージャーとして、一人の理学療法士として、今後も取り組んでいきたいと思っております。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第67談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

骨折リエゾンサービスの4つのタイプとは?

#骨粗鬆症リエゾンサービス #骨折リエゾンサービス #OLS #FLS #理学療法士

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第65談

 

先日は、仕事終わりに今年初のwebセミナーに参加してきました。

今まで、多くのwebセミナーに参加していますが、毎回新しい知見に出会うことができ、有意義な時間を過ごしております。

また、現在当院で実施している骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)の今後の活動の新たなヒントも得ることもできました。

 

さて、その当院の骨折連鎖予防に向けたリエゾンサービスは、骨折リエゾンサービス(FLS)の一部でありますが、Gandaらは以下のように活動(サービス)のタイプを4つに分けています。

 

Type A

患者の把握、検査、治療を開始するサービス

Type B

患者の把握、検査を実施し、治療はかかりつけ医に紹介するサービス

Type C

リスクを有する患者を把握し、患者とかかりつけ医に報告するが、評価や患者の治療は実施しないサービス

Type D

リスクを有する患者を把握し教育するが、患者のケア関係者にその結果を伝えるなどはしない

 

(引用:Ganda K, Puech M, Chen JS, et al. Models of care for the secondary prevention of osteoporotic fractures: a systematic review and meta-analysis. Osteoporos Int. 2013;24(2):393–406.)

 

タイプ別のメタ解析の結果では、骨密度検査率や治療開始率はType Aが最も良好で、Type Bが同様に良好であることが明らかにされているそうです。

 

当院の活動はどのタイプに該当するのでしょうか。

患者の把握は、対象が大腿骨近位部骨折症例ですので入院した時点で正確に抽出できています。

そして、入院中にDXAの検査を行い、身体機能も含めて骨折・転倒リスクの評価もできています。

 

あとは、治療です。

治療については、全症例に対して実施できていないのが現状です。

 

当院で治療を実施することもありますし、かかりつけ医にお願いすることもあります。

治療をされずにどこに行かれたのかわからないこともあります。

 

理想は全症例が当院で治療を開始することですが、、、。

それがなかなか難しい。

今はそれができない問題点に対して鋭意改善する努力をしております。

 

なので、現状をタイプに当てはめるとAよりのBというところでしょうか。

 

骨粗鬆症マネージャーとして、今年は昨年以上に活動の幅と活動の質を上げていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第65談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

年末のご挨拶

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第63談

 

今日は12月31日大晦日です。

小生は昨日無事に仕事納めを迎えまして、本日より少々お休みです。

 

今年は骨粗鬆症に関してたくさん活動させていただきました。

 

社内講演会骨粗鬆症マネージャー単位認定研修会市民公開講座などでの講師

理学療法士協会の講習会の開催

・学会発表(人工関節学会、PT学会転倒予防学会骨粗鬆症学会

・骨折連鎖予防手帳の作成

・当院でのOLS活動の本格開始

 

本当に多方面にたくさん発信させていただきました。

 

そして、もうすでに来年も講演や企画が決まってきており、今後ご紹介するのが今から楽しみです。

 

また、昨年12月からこのブログを開設し、今日の時点で閲覧数は総計6932回となりました。

この分野としてこの数は多いのかどうかわかりませんが、徐々に閲覧している方が増えているのは嬉しいことです。

 

来年も様々な内容をアップしていきます。

 

骨粗鬆症マネージャーとしての活動の幅を広げるヒントを掴む場や

マネージャー同士の交流が図れるような場になればと思っています。

 

まずは、今年一年無事に終えたのは、皆さんのおかげです。ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第63談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

地域連携・多職種連携セミナーin大阪で発表します

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #地域連携 #多職種連携

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第62談

今年も残すところ5日になりました。

そんな年の瀬ですが、もうすでに来年のお仕事も色々といただいております。

 

今回は2月に開催されるセミナーのご案内です。

 

セミナー名:骨粗鬆症における地域連携・多職種連携セミナーin大阪

開催日時:2月3日(土) 14:20〜

場所:グランフロント大阪 北館タワーB10階

私は一般演題で、「骨粗鬆症リエゾンサービスにおいて理学療法士に求められる役割」というタイトルで発表させていただきます。

 

骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)において理学療法士の役割は非常に大きいことは言うまでもありません。

 

職種の特徴を生かして、どのようにOLS活動に理学療法士が関わって行くべきか。

当院での理学療法士の活動も含めてお話ができればと思っております。

 

また、特別講演では健愛記念病院の池田聡先生がご登壇されます。

テーマは、『骨折予防はきっと健康寿命延伸につながる』 です。

 

私が骨粗鬆症マネージャーになりOLS活動を進めている理由は、まさにこのテーマと合致しています。

 

ですので、今からお話を拝聴するのが楽しみです。

 

開催が2月と寒い時期ですが、ご興味のある方は是非ご参加ください。

どうぞ、よろしくお願い致します。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第62談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

発表!第4期骨粗鬆症マネージャー認定試験合格者

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第61談

 

今日は、先日行われた「第4期骨粗鬆症マネージャー認定試験」の合格発表の日です。

 

合格された方!おめでとうございます!!(祝)

 

当院からも今回は看護師2名が受験しました。

無事に合格したとのことです。

これで当院の骨粗鬆症マネージャーは私を含めて3名になります。

 

これから当院における骨粗鬆症リエゾンサービスの活動の幅が広がりそうです。

 

しかし、まだまだ人材が必要です。

個人的には管理栄養士さんの参加を今後期待したいと思います。

 

(合格者確認はこちら)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第61談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

【調査報告3】理学療法士による骨粗鬆症の情報提供の実態は?

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第60談

 

【調査報告1】骨粗鬆症に対する評価【調査報告2】骨粗鬆症に対する運動療法、に続いて

今回は、理学療法士による骨粗鬆症の情報提供の実態調査の報告です。

(今回も大阪府堺市の9病院で勤務する理学療法士146名に対してアンケートを実施した結果です。)

 

さて、まずは“転院先に対して骨粗鬆症に関する情報提供をしているか”についてです。

「よくある」と「時々ある」を合わせてもたったの8%でした。

それに対して、「ほとんどない」、「まったくない」を合わせると88%でした。

 

評価が十分されていないので、情報提供が十分できていないのは当然なんですけどね。

 

それに対して、“転院先の理学療法士は骨粗鬆症に関する情報を提供されているかどうか”です。

「よくある」と「時々ある」を合わせると10%でした。

それに対して、「ほとんどない」、「まったくない」を合わせると76%でした。

 

骨粗鬆症の治療は一つの施設で完結するのは困難です。

急性期病院は在院日数が年々短縮しています。

急性期病院がなすべき役割は、骨粗鬆症に対する評価を行い、その情報を的確に次の施設に提供することです。

 

これらの結果を踏まえて、現在当院でも大腿骨近位部骨折や椎体骨折症例に対して、適切な骨粗鬆症情報を転院先に提供できるような体系作りを進めています。

 

骨粗鬆症の評価と治療が急性期病院から在宅までシームレスに行われるように骨粗鬆症マネージャーとしてしっかり役割を果たしていきたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第60談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

第4回骨粗鬆症マネージャー認定試験(2017/11/23)

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第56談

 

今日は、第4回の骨粗鬆症マネージャー認定試験の日です。

試験会場は、明治大学駿河台キャンパスで、13時から開始されるそうです。

 

私は3年前の記念すべき第1回の認定試験を受けました。

もうあれから3年が経つと思うと、この3年間骨粗鬆症マネージャーとしてしっかり役割を果たせたのか疑問に感じます。

もっとできたことはあったのではないか、もっと効率よくできたんじゃないかって。

しっかりと活動の振り返りを行い、課題を改善し、さらに充実したOLS活動を展開していきたいと思います。

 

さて、認定試験ですが、出題数は55問で、マークシート形式です。時間は90分です。

時間にはゆとりがあると思うので、しっかりと見直しをしないといけませんね。

 

当院からも看護師2名が受験します。

現在、当院には私しか骨粗鬆症マネージャーがいません。

今後の活動において、看護師さんの協力は必須です。

 

無事に合格できるように、大阪からパワーを送ります。

 

では、受験される皆さん、本日は頑張ってください♪( ´▽`)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第56談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら

第98回南大阪整形外科談話会にて講演してきました

#骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #理学療法士 #骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと

 

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第54談

 

今日はホテルアゴーラリージェンシー堺にて開催された第98回南大阪整形外科談話会にお招きいただき、講演してきました。

講演名は、「当院における大腿骨近位部骨折症例に対する骨折連鎖予防の取り組み」です。

タイトル通り、大腿骨近位部骨折症例に対して次の骨折を起こさないための当院の取り組みを紹介してきました。

 

そして、この6月より本格的に骨粗鬆症治療を開始して、それからの実績について報告しました。

 

今までは理学療法士や看護師さんを対象に話をすることが多く、今回のように整形外科の先生オンリーの会場で話すことが初めてで緊張しました。

しかし、しっかりと当院の取り組みをアピールできたのではないかと思っております。

 

骨粗鬆症マネージャーとして、まだまだやるべきことが多くあります。

前途多難ですが、心折れずに活動を進めていきたいと思っております。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第54談でした(^ ^)

過去の記事一覧はこちら