外出機会減少で心配なビタミンD不足

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第161談

 

新型コロナウイルスの感染が拡大しております。

大阪府下においても、昨日(3/28)も15名の感染が確認され、合計で191名となりました。

 

政府または各自治体が不要不急の外出を自粛するように要請しております。

 

“若いから感染しても大丈夫”

“自分は大丈夫”

“軽症で済むから大丈夫”

 

などなどテレビで外出している人のインタビューを聞くと悲しい気持ちになります。

 

感染拡大を抑制するためには、不要不急の外出は控える必要があります。

 

ただ、それによる弊害が生じることも事実です。

 

その一つが、外出機会の減少によるビタミンD不足です。

 

屋内で過ごす時間が多くなることで、太陽に当たる機会が減少しビタミンDが不足します。

 

そこで、今回は過去に紹介したビタミンDに関する内容を紹介します。

 

こんなにスゴイ!ビタミンD

→骨に与えるビタミンDの効果を説明しています。

 

なぜ高齢者はビタミンDが不足しているのか?

→ビタミンDが高齢者を中心に不足している原因について説明しています。

 

知らないとマズイ!ビタミンDを作るための正しい日光浴とは

→ビタミンDの補充に必要な日光浴について説明しています。

 

ビタミンDを食事で摂るならこれが良い

→食事で摂取するビタミンDについて説明しています。

 

クララとビタミンDの意外な関係とは?

→アルプスの少女ハイジはビタミンD不足物語(あくまで一説です)

 

冬はより一層ビタミンDを摂りましょう

→日照時間が短い冬は特に意識が必要であることを説明しています。

 

ご自分やご家族に対する参考だけでなく、

医療・福祉に関わっている方は担当している患者さんや利用者さんに対する説明にも活用していただければと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第161談でした(^ ^)

 

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骨健康度測定のお手伝い

#ベルランド総合病院 #市民公開講座 #一次骨折予防 #骨粗鬆症マネージャー

 

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第157談

 

昨日は当院主催の市民公開講座が開催されました。

 

私は“骨粗鬆症マネージャーとして”ではなく、一人の病院スタッフとして準備に携わりました。

 

今回の講演のテーマは、“がん治療”です。

 

当院の医師による講演

・手術支援ロボット da Vinci Xi

・骨転移でも動けるために…『がんロコモ』のススメ その痛み、がんの痛みですか?

 

その後は体験コーナーとして、骨健康度チェックがありました。

 

超音波による橈骨でのチェックです。

骨粗鬆症マネージャーの資格を持っているにも関わらず、実は測定に携わるのは初めてです、、、。

 

使い方は簡単なので、問題はありませんでしたが、

二次骨折予防をずっとしている私としては、

「これが一次骨折予防か」って思いながら測定しておりました。

 

この時だけは、一人の病院スタッフの中に一人の骨粗鬆症マネージャーが見え隠れした時間でした。

 

ただ、体験コーナーとしての企画でしたので、結果に対して説明や指導することができず残念でした。

 

でも、貴重な経験をさせていただきました。

 

来年は、骨粗鬆症マネージャーとして貢献できることを提案してみようかな。

 

以上、骨粗鬆症マネージャー教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第157談でした(^ ^)

 

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納豆菌の恐るべきパワー

#骨粗鬆症リエゾンサービス #骨折リエゾンサービス #納豆 #ビタミンK

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第66談

 

先日、録画していたTV番組を見ていて勉強になったことをご紹介したいと思います。

 

それは、骨粗鬆症と大きな関係があるビタミンKのお話です。

以前にもビタミンKを取り上げたことはありますが、そこで紹介しなかった内容です。

 

ご存知の通り、納豆は大豆からできるものですが、そもそも大豆にはビタミンKは含まれておりません。

知りませんでした。

では、なぜ納豆にはビタミンKが豊富に含まれているのか?

 

それは、納豆菌の働きによってビタミンKが産生されるからだそうです。

 

そして、その納豆菌は栄養素の吸収を高めるという素晴らしい効果もあります。

 

そんな納豆菌ですが、乳酸菌との相性が抜群だそうです。

「納豆キムチ」ってご存知ですか?

納豆にキムチを混ぜるだけですけどね、、、。

でも、その混ぜるだけでキムチに含まれる乳酸菌が10倍にも増えるとの報告もあるそうです。

 

これを見て私も早速作って見ました。

匂いは強烈ですが、味は抜群でした!!

 

その味ですが、納豆を美味しくするためにはよく混ぜないといけないことはご存知ですか?

混ぜることによって納豆に含まれるグルタミン酸が増えて、美味しさがアップするそうです。

 

納豆って奥が深いですね。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第66談でした(^ ^)

 

過去のビタミンKに関する記事

骨に必要な2つのビタミン!ビタミンDともう1つは?

すぐできる!ビタミンK自己チェック

今日から摂取!ビタミンKが多く含まれる食品とは

 

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骨の代謝とは

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談

 

今回は、骨の代謝について簡単にご説明できればと思っています。

(もうすでにご存知の方には、つまらない内容かもしれませんが、、、)

 

人間の骨は絶えず代謝というものが働いています。

それは、「新しい骨が作られる機能(骨形成)」と「古い骨が壊される機能(骨吸収)」です。

骨の新陳代謝とか、骨のリモデリングとも言われていますね。

 

新しい骨を作る細胞を骨芽細胞といい、古い骨を壊す細胞を破骨細胞といいます。

骨粗鬆症では、この2つの機能のバランスが重要です。

骨の量を維持しようと思えば、「骨形成」と「骨吸収」のバランスが保たれている必要があります。

 

しかし、加齢性変化やその他の何らかの原因により、このバランスが崩れ、「骨形成」が低下、または「骨吸収」が亢進してしまうと、骨の代謝機能は崩れて骨量は低下してしまいます。

(骨代謝を低下させる原因は、こちら)

→ 骨粗鬆症になりやすい4つの身体的要因とは

→ 骨粗鬆症になりやすい4つの病気と1つの薬

→ 骨粗鬆症になりやすい5つの生活習慣

 

お金で例えるならば、「骨形成の低下」は収入が減少してしまったことを表し、「骨吸収の亢進」は支出が増加してしまったことを表します。

どちらにせよ、その状態が続くと貯金残高(骨量)が減ってしまいます。

 

この骨の代謝を崩さないようにするために必要なことは以前にもお伝えしましたが「骨のくすり」と「運動」、「栄養」です。

骨粗鬆症の予防と治療に必要な3つのこと

 

ちなみに、古い骨は1ヶ月あれば壊されますが、新しい骨はできるまで4ヶ月かかりますから、根気強く予防と治療を行う必要があります。

 

いつまでも健康な骨であり続けるために、今から骨の代謝も気にしながら生活していきましょう。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談でした(^ ^)

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骨密度を正確に知るための方法とは?

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第31談

 

今回は、第15談の「骨粗鬆症に対する3つの専門的検査とは」でも触れましたが、

骨密度についてのお話です。

 

骨密度検査は、骨の強さを調べるための代表的な検査です。

骨の中にどれくらいのミネラル(カルシウムなど)が含まれているのかを測定します。結果は、パーセンテージ(%)で表示されます。

それは若年成人を100%とした場合の骨の状態を表しています。

 

あなたは今まで骨密度を測定したことはありますか?

測定したことがある方は、身体のどの部位をどの方法で測定しましたか?

 

測定方法は様々あります。

・超音波を用いて足の踵や手首の骨密度を測定する方法

・エックス線を用いて手指の骨密度を測定する方法

などがあります。

 

でも、今回お伝えしたいのは、最も推奨されている方法のDXA法です。

以下、DXA法について簡単にまとめてみました。

 

1.DXA法とは?

2種類の異なるエネルギーのX線を照射し,骨密度を測定する方法です.線量は胸部X線の1/10程度であり,測定時間は5~10分程度です.

 

2.測定部位は?

腰部と大腿部の測定をします.最も高い精度の骨密度がわかり,他の部位の骨折リスクも評価することができます.

 

3.結果の見方は?

若年成人を100%とした場合

80%以上 : 正常

70〜79% : 骨量減少

69%以下 : 骨粗鬆症の危険性

 

4.定期的な検査が必要か?

骨密度の定期的な検査は,治療効果の確認と治療の継続に最も有効であると考えられています.半年〜1年ごとに検査を受けることが推奨されています。

 

いかがでしたか?

正確な骨密度検査の継続は、骨粗鬆症に対する治療効果の確認を医療者側と患者側の双方が感じることができます.

ガイドラインでは、65歳以上の女性、危険因子を有する65歳未満の閉経後から周閉経期の女性においては、骨折リスク評価のための骨密度検査は有効であるとされています。

男性でも70歳以上であれば検査を受ける必要があり、70歳未満でも危険因子があれば検査は有効です。

ぜひ、これを機会に自分の骨密度を一度知っておきましょう!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第31談 でした(^ ^)

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