「OLS-7」⑦循環型の連携システムの考慮

#骨心 #骨粗鬆症マネージャー #メディカルスタッフ #理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症リエゾンサービス #骨折リエゾンサービス #OLS #FLS #転倒予防 #骨折予防 #介護予防 #健康寿命 #OLS-7

 

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第241談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

 

その紹介シリーズ

今回は、「⑦循環型の連携システムの考慮」

 

【詳細版】

  • データベースを用いた循環型リエゾンサービスが経時的に行われている

 

【簡易版】

  • 循環型リエゾンサービスが経時的に行われている

 

【ミニマム版】

  • OLSの対象患者としてリストが作成されている

 

まずは対象者に関わるスタッフと情報を共有する体制から作りましょう。

これは電子カルテ内で共有することもできます。

エクセルなどを利用することも可能です。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どのような体制が作れますか?

 

当院は、オリジナルのデータベースをアクセスにて運用しています。

自作なので欠点もありますが、データの蓄積もできるので、便利です。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第241談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

(OLS-7に関する過去の記事)

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

OLS-7」①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価

「OLS-7」②既存骨折と併存疾患の確認

「OLS-7」③栄養状態の評価

「OLS-7」④運動・転倒リスクの評価

「OLS-7」⑤服薬状況の評価

「OLS-7」⑥QOL, ADLの評価

 

→ 骨粗鬆症マネージャーのひとり言(Twitter)

 

 

骨粗鬆症マネージャー、骨粗鬆症リエゾンサービスに関する過去の記事は、こちら

その他の骨粗鬆症に関する過去の記事は、こちら

 

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「OLS-7」⑥QOL, ADLの評価

#骨心 #骨粗鬆症マネージャー #メディカルスタッフ #理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症リエゾンサービス #骨折リエゾンサービス #OLS #FLS #転倒予防 #骨折予防 #介護予防 #健康寿命 #OLS-7

 

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第240談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

 

その紹介シリーズ

今回は、「⑥QOL, ADLの評価」

 

【詳細版】

  • JOQOL, SF-36などの評価ツールで定量的に評価されている

 

【簡易版】

  • メディカルスタッフによりQOL, ADLが評価されている

 

【ミニマム版】

  • QOL, ADLについて問診している

 

JOQOLやSF-36は使用するには登録が必要なので、困難な場合はフリーに使用できるツールの検討が必要です。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どの評価ができますか?

 

当院は、大腿骨近位部骨折に対して評価をしていますが、骨折前のADLの聞き取りと術後のADLの評価は実施しています。

基本的にはバーセルインデックスで点数化していますが、地域連携パスの適応となっている方は

退院時のFIMの評価も実施しています。

 

QOLは周術期では正確な評価が困難なことが多いのが現状です。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第240談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

(OLS-7に関する過去の記事)

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

「OLS-7」①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価

「OLS-7」②既存骨折と併存疾患の確認

「OLS-7」③栄養状態の評価

「OLS-7」④運動・転倒リスクの評価

「OLS-7」⑤服薬状況の評価

 

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「OLS-7」⑤服薬状況の評価

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第239談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

 

その紹介シリーズ

今回は、「⑤服薬状況の評価」

 

【詳細版】

  • 薬剤師による服薬管理, 重複投与と経時的服薬状況の確認

 

【簡易版】

  • 残薬の確認,
  • 重複投与と経時的服薬状況の確認

 

【ミニマム版】

  • 服薬継続の有無の確認

 

薬剤師さんの協力が必要ですが、日々の診療録からの情報や問診で服薬を継続しているか聞くだけでも評価になります。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どの評価ができますか?

 

当院は、病棟薬剤師が入院時に持参薬の確認を行いカルテ入力しています。

その情報を元に、骨粗鬆症マネージャーが受傷前に骨粗鬆症治療薬を服用していたのか確認しています。

 

骨粗鬆症マネージャーはどの職種であっても骨粗鬆症治療薬の名称や種類を知っておく必要があります。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第239談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

(OLS-7に関する過去の記事)

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

「OLS-7」①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価

「OLS-7」②既存骨折と併存疾患の確認

「OLS-7」③栄養状態の評価

「OLS-7」④運動・転倒リスクの評価

 

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「OLS-7」④運動・転倒リスクの評価

#骨心 #骨粗鬆症マネージャー #メディカルスタッフ #理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症リエゾンサービス #骨折リエゾンサービス #OLS #FLS #転倒予防 #骨折予防 #介護予防 #健康寿命 #OLS-7

 

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャー教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第238談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

その紹介シリーズ

今回は、「④運動・転倒リスクの評価」

 

【詳細版】

  • 運動機能の定量的評価(握力, 片脚起立時間, TUGなどフレイルに関連するもの)やロコチェック, 転倒歴が確認され、指導されている

 

【簡易版】

  • 転倒リスクについて評価され、運動療法についての指導もしくは情報提供がされている

 

【ミニマム版】

  • 過去1年間の転倒の有無が確認されている

 

高齢者の握力は全身の筋力を反映するとも言われています。

片脚起立時間やTUG(Timed Up and Go test)は評価時に転倒しないよう気をつけましょう。

 

理学・作業療法士さんの評価が理想的ですが、握力測定や転倒歴の聴取はどの職種でもできます。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どの評価ができますか?

 

当院は、以下の項目を担当理学療法士が評価または聴取しています。

・握力

・下腿周径

・片脚起立時間などのバランス評価

・歩行支持物の確認

・過去の転倒歴

・入院中の転倒 など

 

当院は、大腿骨近位部骨折を対象としているため周術期に実施する評価は限られます。

 

以前はTUGや歩行速度も項目に入れていましたが、認知機能の低下している方は方法が理解できなかったり、術後早期は実施できない方が多いこと、日々歩行支持物が変わることで統一が図れないなど、いくつもの問題点がありました。

 

よって、現在では術後早期でも安全に実施できる項目に絞って実施しています。

 

皆さんもご自身の施設の状況や対象者の特徴に応じた適切な評価法を実施してください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第238談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

(OLS-7に関する過去の記事)

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

「OLS-7」①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価

「OLS-7」②既存骨折と併存疾患の確認

「OLS-7」③栄養状態の評価

 

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「OLS-7」③栄養状態の評価

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骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第237談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

その紹介シリーズ

今回は、「③栄養状態の評価」

 

【詳細版】

  • 管理栄養士による個人栄養指導またはNSTによる評価

 

【簡易版】

  • メディカルスタッフにより食事摂取状況と栄養についての情報提供がされている

 

【ミニマム版】

  • 食事摂取ができているかの確認がされている

 

栄養は骨の強度に重要ですが、骨折の原因となる転倒予防にも重要です。

 

栄養士さんの協力があれば理想的ですが、普段の食事摂取を確認するだけでも一定の評価はできます。血液検査の結果も参考にしたいですね。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どの評価ができますか?

 

当院は、「骨粗鬆症に対して」、「大腿骨近位部骨折に対して」特別な栄養評価はしていませんが、

低栄養状態であれば医師の依頼の元で管理栄養士が介入しています。

 

ただ、日々のケアの中で食事摂取状態は病棟看護師さんが確認しています。

 

そして、術前、術後の血液検査の結果は記録しています。

この結果を元にGNRI(Geriatric Nutritional Risk Index)の計算をしています。

 

GNRIは、血清アルブミン値と体重が分かれば評価できる高齢者の栄養状態評価法です。

以前はMNA-SFを使用していましたが、聞き取り調査が困難な症例が多いこともあり、中止しました。

 

各施設の状況や対象者に応じて適切な栄養評価法を検討してください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第237談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

(OLS-7に関する過去の記事)

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

「OLS-7」①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価

「OLS-7」②既存骨折と併存疾患の確認

 

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「OLS-7」②既存骨折と併存疾患の確認

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第236談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

 

その紹介シリーズ

今回は、「②既存骨折と併存疾患の確認」

 

【詳細版】

  • 既存骨折
  • 骨折部位
  • 続発性骨粗鬆症の原疾患の確認

 

【簡易版】

  • 既存骨折
  • 骨折部位
  • お薬手帳による他疾患治療状況の確認

 

【ミニマム版】

  • 既存骨折
  • 骨折部位の確認

 

脆弱性骨折の既往は年齢や骨量減少に関係なく、次の骨折を招く危険因子となります。

“骨折連鎖”を予防するためには既存骨折の確認は必要です。

 

この評価も職種に関係なく実施しやすいため、問診や診療録からの情報収集で把握しやすいですね。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どの評価ができますか?

 

当院は、以下の評価を実施しています。

  • 既存骨折
  • 骨折部位
  • 骨量が低下する可能性のある疾患の有無の確認

 

既存骨折と骨折部位の評価は、大腿骨近位部骨折、上腕骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折はカルテから情報収集し、椎体骨折は椎体のレントゲンを用いて整形外科医がSQグレードにて評価しています。

 

その他、骨量低下の原因となりうる疾患については、COPDや慢性腎不全、関節リウマチ、糖尿病などを罹患していないかカルテから情報収集しています。

 

これらの情報は全てデータベースに登録しています。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第236談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

 骨粗鬆症マネージャーのひとり言(Twitter)

 

 

 

骨粗鬆症マネージャー、骨粗鬆症リエゾンサービスに関する過去の記事は、こちら

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「OLS-7」①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第235談

 

骨粗鬆症ケアの実践に便利な評価ツール「OLS-7」

 

その紹介シリーズ

今回は、「①骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価」

 

【詳細版】

  • FRAX®︎による定量的評価
  • FOSTA
  • 身長低下

【簡易版】

  • 身長,
  • 体重
  • 年齢
  • 既存骨折
  • 家族歴
  • FOSTA
  • 身長低下

【ミニマム版】

  • FOSTA
  • 身長低下

 

FRAX®は、この先10年間の骨折危険性が計算できるツールで、インターネット上で簡単に評価できます。

 

(FRAX®については、過去の記事のこちらをご参照ください)

計算してみよう!あなたの今後10年間の骨折リスクは?

FRAX®の計算に必要な12の危険因子とは?

FRAX®のカットオフ値と問題点

 

FOSTAは、[体重(kg)-年齢(歳)]×0.2 で算出された値が-4未満であれば高リスク群になります(ただし,男性には使用できません)。

 

FOSTAについては、こちらを

年齢と体重だけでできる骨粗鬆症チェック

 

この評価は職種に関係なく実施できるので、問診票などを用意すれば待ち時間や空き時間に記載してもらうのも方法ですね。

 

あなたの職種やあなたの施設では、どの評価ができますか?

 

当院は、以下の評価を実施しています。

  • FRAX®︎
  • 身長,
  • 体重
  • 年齢
  • 既存骨折

 

これらの項目は、骨粗鬆症マネージャーがデータベース登録時にカルテから収集しています。

FRAX®︎はカルテから計算に必要な情報を収集し、データベース登録時に計算しています。

データベース上にFRAX®︎の計算ページにつながるリンクを掲載しているので、すぐに計算できます。

既存骨折については、次回の②既存骨折と併存疾患の確認で紹介します。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第235談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

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その他の骨粗鬆症に関する過去の記事は、こちら

 

研修会、セミナー情報は、こちら

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第234談

 

骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS:Osteoporosis Liaison Service)

「骨粗鬆症の治療率と治療継続率の向上を図り、運動、栄養指導、薬剤指導も含めて、病院、クリニック、施設、地域など様々な場で多職種協働で骨粗鬆症性骨折の一次予防(初発骨折予防)、二次予防(再骨折予防)を達成する」

 

しかし、

「具体的に何をしたらいいの?」

そんな悩みをもつ方は、是非「OLS-7」を参考にしてください。

 

OLS-7とは、

日本骨粗鬆症学会OLS委員会が作成した簡易評価票です。

 

7つの側面から評価を行います。

「詳細版」、「簡易版」、「ミニマム版」が用意されているため、

各施設の環境や状況に応じた使い分けをすることができます。

 

7つの側面とは

  • 骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価
  • 既存骨折と併存疾患の確認
  • 栄養状態の評価
  • 運動・転倒リスクの評価
  • 服薬状況の評価
  • QOL・ADLの評価
  • 循環型の連携システムの考慮

 

次回から各項目についてご説明します。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第234談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

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開催報告!堺地域における高齢者骨折を予防する会

#堺市 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #メディカルスタッフ #高齢者骨折

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第81談

 

こんにちは(^ ^)

昨日は時折大雨が降る中で、「堺地域における高齢者骨折を予防する会」が開催されました。

当会はメディカルスタッフを対象としており、共通テーマである「高齢者骨折を予防したい」と思っておられる方々に参加していただきました。

 

堺市においてこのような会は今まで開催されたことはありません。

今回が初めての開催ということで、参加していただける方がいるのだろうかと当日まで不安でした。

しかも、雨の日で足元が悪いという悪条件、、、。

(誰も来なかったらどうしよう、、、)

しかし、

会が始める時にはその不安はなくなり、想定以上の方にご参加していただきました。

 

そして、記念すべき第1回目の会で講演させていただく機会をいただき、

『メディカルスタッフにできる高齢者骨折の予防』というタイトルで熱く語らせていただきました。

(テーマが壮大すぎたと少し後悔)

講演の後は、コーヒーブレイクを挟んでディスカッションタイム。

 

4〜6人のグループを作り、

『高齢者骨折の予防における各施設の課題』というテーマでディスカッションをしていただきました。

 

様々な職種、様々な施設からの意見が飛び交い、情報交換も含めて非常に熱い交流が図れているなと見ていて感じました。

 

最後は、グループごとに話し合った内容の発表です。

 

どのグループも現場での悩みをありのままに表出していただき、そして現場に持って帰れる解決策を考えて発表されていました。

 

その中で、私が最も印象に残った課題は、『連携』です。

  • 院内での同職種間の連携、多職種との連携
  • 他施設の同職種との連携、施設間の連携 などなど

様々な連携に対して課題に思っている方が多くおられました。

 

連携に対しては私もずっと課題と思っているところです。

適切なアドバイスができたかどうか疑問ですが、私も含めて今後このような課題を解決する会になればと思います。

もちろん、他の課題も大切に受け止めさせていただき、できるだけ参加される方の疑問や課題を解決できるようにしたいと思います。

 

終わってから「もっと話をしたかった。」、「いろんな人と話ができて楽しかった。」などの声が聞かれ、ディスカッションをすることに対して好印象を持っていただき、1時間では短かったなと思っています。次回の課題です。

 

最後に、スライドでもお示ししましたが、開催の目的や参加される目的は様々あっていいと思います。

  • 何かしたいけど、何をしたらいいのかわからないから
  • 他の施設が何をしているのか知りたいから
  • 他の職種が何をしているのか知りたいから
  • ただ単純に高齢者骨折の予防について研鑽したいから
  • 多職種連携、多施設連携をする場にしたいから  など

 

今後も定期開催が実現するように、鋭意努力していきたいと思っております。

 

ご興味のある方は是非、2回目以降の途中参加でも全く問題はありませんので、ご参加ください。

もちろん、今回参加していただいた方も次参加して下さいね(^.^)

 

よろしくお願い致しますm(_ _)m

(ここに集まれ!)

以上、粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第81談でした(^ ^)

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【調査報告】理学療法士の骨粗鬆症に対する評価実態は?

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第57談

 

今日は、理学療法士が骨粗鬆症に対してどれくらい評価ができているのかについてです。

この調査は、昨年の骨粗鬆症学会で発表した内容の一部になります。

 

大阪府堺市の9病院で勤務する理学療法士146名に対してアンケートの結果です。

「よくある」と「時々ある」を合わせてもたったの9%でした。

それに対して、「ほとんどない」、「まったくない」を合わせると82%でした。

 

ほとんどの理学療法士が骨粗鬆症に対する評価を行なっていない悲しい結果でした。

 

それに対して、転倒に対して評価しているのかについて聞いて見ました。

なんと、「よくある」と「時々ある」を合わせると87%でした。

 

「骨粗鬆症」に対して評価できていないけど、「転倒」に対しては評価している。

これが理学療法士の現状です。

 

理学療法士は、筋力やバランス能力に対する評価の意識は強く持っています。

骨折の予防には骨粗鬆症に対する評価は非常に重要です。

 

理学療法士であり骨粗鬆症マネージャーとして、同職種に対する啓発活動は今後も必要ですね。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第57談でした(^ ^)

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