当院のOLSについて発表してきました

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #ベルランド総合病院

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第79談

 

こんにちは(^ ^)

近畿地方も梅雨に入り、ジメジメした毎日が続いていますね。

雨男(正確には大雨男)の私には、みんなから嫌味を言われる日々がしばらく続きます(^.^)

 

そんな私ですが、先週は当院のOLSを紹介する機会を2回もいただき、発表してきました。

 

なんと、たまたまなのですが当院のOLSを本格的に開始したのは、昨年の6月です。

ちょうど、1年が経過したメモリアルな時に発表させていただくことができました。

(会場からの一望 in あべのハルカス)

 

3年間の下積みからOLS開始に至るまでのプロセスと、開始してから1年の短期成績について発表させていただきました。

 

また、当院では骨折連鎖予防手帳を使用していますが、手帳の運用方法や創意工夫点についてもお話しさせていただきました。

 

OLSを初めてあっという間に1年が過ぎてしまいました。

始めてから出てきた問題点もいくつもあります。

決して今が順風満帆とは言えません。

一つずつ、問題点に向き合って、より質の高いOLSを展開したいと思っています。

 

さらに1年後に、今よりも良い報告ができるように鋭意努力していきます。

これからもよろしくお願い致します(^.^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第79談でした(^ ^)

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【研修会・セミナー情報(12)】今年も開催!理学療法士講習会「運動器から考える健康寿命の延伸」

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #健康寿命 #研修会

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第74談

 

新年度になりました!

あっという間に昨年度が終わりました。やり残したことが多く、暗い気持ちになります。

 

さて、今回は昨年に続き、今年も開催が決まった理学療法士講習会のご案内です。

 

テーマは「運動器から考える健康寿命の延伸」で、昨年と同じです。

 

しかし、内容を少し変えました。

 

1.大腿骨近位部骨折を中心とした骨粗鬆症性骨折とその予防

2.地域からみた健康寿命の延伸

3.糖尿病からみた運動機能障害

4.転倒に対する評価と理学療法介入

 

全て座学になりますが、健康寿命を延伸するために、理学療法士がすべきことをお伝えできればと思います。

 

また、私は「1.大腿骨近位部骨折を中心とした骨粗鬆症性骨折とその予防」を担当させていただきます。

 

日時は、7月22日(日) 受付:9時、開始:9時半となっております。

場所は、当院のベルランド総合病院です。

 

定員ですが、昨年は50名と設定させていただいたところ申し込み開始から3週間も経たずに定員に達してしまい、そのあともなんとか参加できないかと問い合わせが何件かありました。

 

よって、今年は定員を70名まで増やしました。

 

申し込み開始は、4月22日からとなっております。

本日より理学療法士協会のホームページに講習会の詳細が掲載されておりますのでご覧ください。

 

理学療法士として、骨粗鬆症マネージャーとしてこの会を無事に迎え、無事に終えるように鋭意努力していきたいと思います。

 

宜しくお願い申し上げます(^.^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第74談でした(^ ^)

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【研修会・セミナー情報(11)-2】骨粗鬆症における多職種連携セミナーで発表して来ました

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #セミナー #研修会

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第73談

 

先日28日(水)に開催された「骨粗鬆症における多職種連携セミナー」で発表して来ました。

骨粗鬆症マネージャーが主体となって開始に至った骨折連鎖予防に向けたリエゾンサービス

というタイトルで当院のOLSを中心にお話をさせていただきました。

当日は朝から発表することを楽しみにして、ワクワクして、テンションも上がっていました。

 

しかし、、、そんな時にハプニングが、、、。

 

お昼くらいから目がショボショボして、鼻がムズムズして、鼻水が大量に流れてきました。

 

花粉症はもっていません。

まさか、こんな日に花粉症デビュー!?

 

このままでは、発表なんて到底できない、、、。

一気に上がっていたテンションは下がり、焦りが。

 

薬を飲んで、鼻水が止まることを祈りながら会場となるシェラトン都ホテル大阪へ移動。

 

この移動中は鼻水のことしか意識は向かず、

発表に対する緊張感なんて、完全に感じませんでした。

 

そして、会場に到着する10分前に奇跡が! 鼻水が止まった!!

 

ありがとう、薬!

 

よし、やっと発表に集中ができる。

気合い入れて会場に入りました。

 

今回は、企画当初は50−60名程度の参加を予定していたそうですが、

事前の参加希望が多くて、会場が一つ大きい部屋に変更されたそうです。

 

なんと、105名の参加があったそうです!

多くがコメディカルの方で、今回の発表はコメディカルの方に聞いて欲しかったので嬉しかったですね。

 

発表は当院のOLS開始に至るまでのプロセス、開始してからの成績、最後は骨粗鬆症マネージャーの現在と今後について私見を交えて話をさせていただきました。

会場からの質問もいただき、今後の課題も見つかって、有意義な発表になったと思います。

 

ちなみに、あれから鼻水は全く出ておりません。

一体なんだったんでしょうね、、、。

 

最後にこのような貴重な機会を頂いたことに感謝を申し上げます。

これからも、臨床だけでなく学術的な活動も活発にしていきたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第73談でした(^ ^)

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再入院率は1.5倍! 認知症を伴う大腿骨近位部骨折症例の現実

#大腿骨近位部骨折 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #認知症

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第71談

 

先日新聞の1面に注目すべき記事が掲載されておりました。

それは、高齢で認知症を患っていると、退院して間もなく同じ病気やけがで再入院するリスクが約1.5倍に高まるという調査結果を医療経済研究機構や国立がん研究センターなどのチームが発表したとのことでした。

 

全国987病院に入院した65歳以上の患者183万人の退院後30日以内に再入院した割合を認知症を患う27万人と認知症ではない156万人で比べたそうです。

 

その結果、認知症の人が自宅や介護施設に戻ってから再入院するリスクは、大腿骨近位部骨折では1.46倍であったそうです。

これは、脳梗塞の1.30倍、誤嚥性肺炎の1.23倍よりもリスクが高い結果でした。

 

そして、このリスクは認知症の程度が異なってもその傾向は変わらなかったそうです。

 

臨床で大腿骨近位部骨折症例のリハビリを担当しているものとして同感です。

 

大腿骨近位部骨折は、身体機能の改善に難渋する骨折の一つです。

認知症を伴っていると環境の変化による認知症の進行やリハビリ意欲の減弱などから十分な身体機能の改善が図れないことを多く経験します。

 

そして、退院後に再転倒して、反対側の同じ骨折を起こし再入院する。

 

この再骨折(骨折連鎖)は、私が骨粗鬆症マネージャーを取得して、骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)を行うきっかけとなった事案です。

 

「再骨折(骨折連鎖)を予防したい!」

 

そのためには、骨粗鬆症薬は必須であり、また栄養や運動の介入も重要です。

しかし、認知症を伴う方は、服薬管理など自分ではできないことが多くなってきます。

 

そのような場合には、周囲の方々の協力は欠かせません。

 

骨折の予防は一人で行うのではなく、家族、メディカルスタッフ、施設スタッフ、近隣の方々が力を合わせて行う必要があります。

 

要支援・要介護が必要となった原因として最新の平成28年の報告では、認知症は18.0%で脳血管疾患を抜いて第1位となり、骨折・転倒は12.1%と調査毎に増加しています。

 

今回のこの記事は今後のOLSの活動において、参考となる非常に興味深かいものでした。

ちなみに、この論文は米国老年医学会雑誌電子版に掲載されているそうです。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第71談でした(^ ^)

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引用:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180221-OYTET50012/

地域連携・多職種連携セミナーin大阪で発表してきました

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #地域連携 #多職種連携

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第67談

 

昨日は節分の日でありましたが、グランフロント大阪で「骨粗鬆症における地域連携・多職種連携セミナーin大阪」が開催されました。

私は一般演題で「骨粗鬆症リエゾンサービスにおいて理学療法士に求められる役割」というタイトルで発表させていただきました。

20分という短い時間ではありましたが、まず前半で理学療法士が行うべき評価と運動療法についてお話しさせていただきました。

そして、後半で当院のOLSでの理学療法士の活動についてお話をさせていただきました。

 

理学療法士が専門的知識を持って取り組めるのは転倒リスク評価とそれに対する運動療法です。

 

骨粗鬆症性骨折の多くは転倒によって起こるため、易転倒性となる運動機能の低下に対する対応は非常に重要になります。

 

また、当院でのOLSの特徴は、他の施設よりも理学療法士が積極的に関わっているところです。

 

骨折連鎖の予防のために、早期から理学療法を実施し、転倒・骨折リスクの評価を行い、骨粗鬆症及び骨折連鎖の予防に対する説明を理学療法士が患者本人または家族に実施しています。

 

骨折連鎖予防手帳の記入または管理も理学療法士が行なっており、OLSの中で理学療法士は活発に動いております。

 

特別講演された健愛記念病院の池田聡先生の『骨折予防はきっと健康寿命延伸につながる』 は本当に臨床で働いていて痛感します。

 

当院での骨折連鎖に対するOLSが「健康寿命延伸につながる」ように、一人の骨粗鬆症マネージャーとして、一人の理学療法士として、今後も取り組んでいきたいと思っております。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第67談でした(^ ^)

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第98回南大阪整形外科談話会にて講演してきました

#骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #理学療法士 #骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと

 

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第54談

 

今日はホテルアゴーラリージェンシー堺にて開催された第98回南大阪整形外科談話会にお招きいただき、講演してきました。

講演名は、「当院における大腿骨近位部骨折症例に対する骨折連鎖予防の取り組み」です。

タイトル通り、大腿骨近位部骨折症例に対して次の骨折を起こさないための当院の取り組みを紹介してきました。

 

そして、この6月より本格的に骨粗鬆症治療を開始して、それからの実績について報告しました。

 

今までは理学療法士や看護師さんを対象に話をすることが多く、今回のように整形外科の先生オンリーの会場で話すことが初めてで緊張しました。

しかし、しっかりと当院の取り組みをアピールできたのではないかと思っております。

 

骨粗鬆症マネージャーとして、まだまだやるべきことが多くあります。

前途多難ですが、心折れずに活動を進めていきたいと思っております。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第54談でした(^ ^)

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【学会報告】第19回日本骨粗鬆症学会で発表してきました

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第52談

 

今回は、先日10月20〜22日に大阪国際会議場で開催された第19回日本骨粗鬆症学会の参加・発表報告です。

地元大阪での開催で3日間とも自宅からの日帰り、、、。

遠方での旅行気分は全くゼロでした。 去年は仙台で楽しかったのに、、、。

しかも、台風が近づいているため終始雨でした。

傘を手放すことができない、いつも以上に大変な学会でした。 雨男健在です。

 (会場12階からみた雨の大阪)

さて、今回は、「大腿骨近位部骨折における術前後の栄養介入が術後の身体機能に及ぼす影響」という演題名で初日にポスター発表させていただきました。

 

大腿骨近位部骨折術後の機能改善に影響する因子の中に、栄養状態が含まれています。

また、大腿骨近位部骨折症例は受傷前から低栄養やサルコペニア、フレイルの状態であるものが多いとの報告があります。

そして、回復期病院において栄養介入による身体機能の改善報告もあります。

 

これらを加味すると、受傷直後すなわち入院直後から栄養介入をすると、術後早期から身体機能の改善が得られるのではないかという仮説でRCTでの介入研究を行いました。

 

結果としては、栄養評価において有意差を認めた項目はありましたが、術後2週という短期での身体機能の改善は得られませんでした。

 

今後は、課題を克服した上で中期的な介入を行うべきか検討したいと思っております。

(第1会場 講演中は満席でした)

さて、今回の学会は今まで以上にOLS(骨粗鬆症リエゾンサービス)に関する報告が多いように感じました。

様々な施設が多職種で連携して独自のOLSを展開しており、かなり刺激を受けました。

そして、羨ましい気持ちになりました。

 

それは、発表されている施設はOLSを認知して活動を支援してもらっていることです。

私の病院は、まだ委員会は存在せず、バックアップももらえていません。

骨粗鬆症マネージャーを多職種で取得して、チームで活動している訳でもありません。

 

それが羨ましい気持ちになったわけですが、その気持ちはすぐに違う気持ちになりました。

OLSの現在の問題点は、骨粗鬆症マネージャーの資格を取得したものの何をしたらいいのかわからない、特に何も活動していないという人が多くいることです。

私は、そのような悩みを抱えている方々に対して“光”を見せられるような活動(発表)をしようと思いました。

 

事実、当院でも6月より大腿骨近位部骨折症例に対してOLS活動を始めることができました。

「一人からでもOLSを始めることができる!

もちろん、様々な方の協力はいただきましたが、チームはなくてもOLSができることを今後も発信したいと思います。

 

来年の学会は長崎です。

今から楽しみにしています。

皆さんも、是非参加してください。

 

また、会場では遠慮なく声をかけてくださいね! よろしくお願い致します。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第52談でした(^ ^)

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第19回日本骨粗鬆症学会にむけて

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第51談

 

いよいよ、今週末の20日から第19回骨粗鬆症学会が開催されます。

昨年の仙台での大会からもう1年が経つのですね。早いものです。仙台の牛タンは最高でした。

 

今回は、大阪国際会議場での開催となります。

地元大阪での開催ということで、3日間の日帰りは若干辛いですが、どうしようもないですよね。

 

さて、今回も演題発表させていただきます。

昨年同様にポスター発表となりますが、昨年の電子ポスターではなく、通常の紙上での発表になります。

先日、無事にポスターの印刷が終えました。

今は3分という短い発表時間で伝えたい想いがまとまるのか思案しているところです。

 

抄録を閲覧していると、骨粗鬆症リエゾンサービスに関する演題が多くみられました。

骨粗鬆症マネージャーがどのような活動をしているのか、拝聴できるのが非常に楽しみです。

今年もしっかり勉強して、充実した3日間を過ごし、骨粗鬆症マネージャーとしてさらにレベルアップできるようにしたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第51談でした(^ ^)

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【学会報告】日本転倒予防学会、第4回学術集会で発表してきました

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第49談

 

今回は、学会報告です。

10月8日に岩手県盛岡市のアイーナ(いわて県民情報交流センター)にて開催された日本転倒予防学会、第4回学術集会に参加して、演題発表をしてきました。

新大阪から東海道新幹線で東京へ、そして東北新幹線で盛岡まで、乗り換え時間も含めて5時間の長旅でした。

初めての岩手県。 秋が深まって寒いのかと思ったら、日本列島が高気圧に覆われてむしろ暑いくらい。

体感気温は大阪と大差はありませんでした。

 

到着して、すぐに盛岡冷麺を食べましたが、最高ですね!!

もちろん我が家のお土産で購入しました。

(盛岡冷麺 in ぴょんぴょん舎

さて、学術集会の話です。

転倒予防学会は今春に入会したばかりで、学術集会は初めての参加となります。

どのような雰囲気なのか、楽しみにしていましたが、感じたのは様々な職種の方が参加していることでした。

 

転倒に対して各々の職種の目線から考えて発表されており、刺激的でした。

 

そのような学術集会の中で、私も発表させていただきました。

 

演題名:「大腿骨近位部骨折症例に対するロコモ25を用いた受傷前の運動機能評価

 

ロコモティブシンドローム:運動器の障害によって移動機能の低下した状態

大腿骨近位部骨折:移動機能を低下させ、ロコモの発症または進行させる恐れあり

 

よって、ロコモと深い関係のある大腿骨近位部骨折の予防は重要です。

 

ロコモに関しては罹患率や骨折確率との関係性についての報告は過去にありましたが、大腿骨近位部骨折症例に対して受傷直前の状態を調査した報告はなかったので、調査をして発表しました。

 

結果として、ロコモに該当するものが約7割と多く、その傾向は後期高齢層でより顕著でした。

また、詳細に検討すると後期高齢層に入った時期から基本的ADLに制限が生じ始め、84歳以降になると屋外での活動参加に制限が生じ始めることがわかりました。

 

今後は、この結果をもとに大腿骨近位部骨折を予防するための対応を行いたいと思います。

 

発表時には、多くの方々から質問やアドバイスをいただき、今後の課題と目指すべき方向性が明確になったので、私にとって今回の発表は非常に有意義であったと思っています。

(発表会場)

「骨折・転倒」は、介護が必要となる原因の約12%を占めるほど、ADLだけではなく、健康寿命を大きく短縮させる重大事象です。特に大腿骨近位部骨折は生命予後にも影響を及ぼす骨折です。

 

そのため、転倒予防は重要であり、今後もこの予防に向けて研鑽を続けて行きたいと思っております。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第49談でした(^ ^)

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転倒予防学会にむけて

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第48談

 

今回は、明日から開催される日本転倒予防学会・第4回学術大会についてです。

今回は岩手県の盛岡市にありますアイーナ(いわて県民情報交流センター)で開催されます。

岩手県には初めて行きます。イメージは盛岡冷麺ですね。あとは、じゃじゃ麺ですかね。

 

骨粗鬆症と転倒の関係性は非常に強いことは周知のごとくです。

脆弱性骨折の原因のほとんどは転倒によって起こります。

大腿骨近位部骨折では90〜95%は転倒によって発生しています。

 

よって、骨折を予防するためには骨を強くすることと同時に転倒を予防することが非常に重要です。

 

学会プログラムを見ましたが、非常に興味深い内容がいっぱいで今から楽しみです。

 

この学会に私も発表させていただきます。

演題名は、大腿骨近位部骨折症例に対するロコモ25を用いた受傷前の運動機能評価」です。

 

ロコモティブシンドロームとは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」と表します。

また、大腿骨近位部骨折はこの移動能力の低下を大きく低下させ、ロコモを発症または悪化させる恐れがあります。

 

よって、大腿骨近位部骨折とロコモの関係性は強く、双方に対する予防が重要になります。

今回は、大腿骨近位部骨折症例に対して受傷前のロコモの状況を調査した内容を報告させていただく予定です。

(スライド表紙)

 

どのような意見が聞かれるかわかりませんが、非常に楽しみです。

また、発表報告もさせていただきますね。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第48談でした(^ ^)

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