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nob について

大阪府堺市の病院で働く理学療法士です。骨粗鬆症の予防を目的に日々研鑽しています。どうすれば骨は丈夫になるのか、どうすれば骨折を防ぐことができるのか。一般の方だけでなく医療従事者にも参考になる情報(コツ)を発信したいと思います。 

骨粗鬆症ケアに便利な評価ツール「OLS-7」

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第234談

 

骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS:Osteoporosis Liaison Service)

「骨粗鬆症の治療率と治療継続率の向上を図り、運動、栄養指導、薬剤指導も含めて、病院、クリニック、施設、地域など様々な場で多職種協働で骨粗鬆症性骨折の一次予防(初発骨折予防)、二次予防(再骨折予防)を達成する」

 

しかし、

「具体的に何をしたらいいの?」

そんな悩みをもつ方は、是非「OLS-7」を参考にしてください。

 

OLS-7とは、

日本骨粗鬆症学会OLS委員会が作成した簡易評価票です。

 

7つの側面から評価を行います。

「詳細版」、「簡易版」、「ミニマム版」が用意されているため、

各施設の環境や状況に応じた使い分けをすることができます。

 

7つの側面とは

  • 骨折リスク評価ツールを用いたリスク評価
  • 既存骨折と併存疾患の確認
  • 栄養状態の評価
  • 運動・転倒リスクの評価
  • 服薬状況の評価
  • QOL・ADLの評価
  • 循環型の連携システムの考慮

 

次回から各項目についてご説明します。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第234談でした(^ ^)

 

(参考:鈴木敦詞:骨粗鬆症リエゾンサービスと簡易評価票「OLS-7」について;The Journal of Japan Osteoporosis Society Vol.2 No.2 2016)

 

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骨粗鬆症マネージャーWebセミナーのご案内

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第233談

 

日本骨粗鬆症学会、国際骨粗鬆症財団(IOF)、ユーシービージャパン株式会社共催のwebセミナーが開催されます。

事前参加登録が必要です。

 

●2022年5月26日(木)19:00-20:00

詳細は → こちら

申し込みページ → https://next-live.jp/project/jos_ucb_web-seminar_220526/

 

●2022年5月29日(日)10:00-11:00

詳細は → こちら

申し込みページ → https://next-live.jp/project/jos_ucb_web-seminar_220529/

ご興味のある方は是非ご視聴ください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第233談でした(^ ^)

 

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骨マネが教える!二次性骨折予防継続管理料

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第232談

 

令和4年度診療報酬改定にて

骨粗鬆症を有する大腿骨近位部骨折患者に対して、二次性骨折の予防を目的とした骨粗鬆症の治療を早期から実施した場合に診療報酬が算定されることになりました。

 

その名は、「二次性骨折予防継続管理料」です。

 

これは骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)を実施している施設にとっては念願ではないでしょうか。

 

また、診療報酬算定ができないとの理由で今まで活動できなかった施設にとっては、

新たに活動を始める上で追い風になるのではないでしょうか。

 

今回は、この管理料の内容をまとめてみました。

 

二次性骨折予防継続管理料1

・急性期病院入院中に算定が可能

・点数:1,000点

・骨粗鬆症の計画的な評価及び治療等を行った場合に、入院中1回に限り算定が可能

<算定条件>

「骨折リエゾンサービス(FLS)クリニカルスタンダード」及び「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」に沿った適切な評価及び治療等が実施されていること

<施設基準>

・急性期一般入院基本料、地域一般入院基本料又は7対1入院基本料若しくは10対1入院基本料(特定機能病院入院基本料(一般病棟に限る)又は専門病院入 院基本料に限る)に係る届出を行っている保険医療機関の病棟であること

 

二次性骨折予防継続管理料2

・リハビリテーション病院入院中に算定が可能

・点数:750点

・継続して骨粗鬆症の計画的な評価及び治療等を行った場合に、当該入院中1回に限り算定が可能

<算定条件>

・管理料1を算定していること

・「骨折リエゾンサービス(FLS)クリニカルスタンダード」及び「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」に沿った適切な評価及び骨粗鬆症の治療効果の判定等、必要な治療を継続して実施されていること

<施設基準>

・地域包括ケア病棟入院料、 地域包括ケア病棟入院医療管理料又は回復期リハビリテーション病棟入院料に係る届出を行っている保険医療機関の病棟であること

 

二次性骨折予防継続管理料3

・退院後の外来通院中に算定が可能

・点数:500点

・継続して骨粗鬆症の計画的な評価及び治療等を行った場合に、初回算定日の属する月から起算して1年を限度として、月1回に限り算定が可能

<算定条件>

・管理料1を算定していること

・「骨折リエゾンサービス(FLS)クリニカルスタンダード」及び「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」に沿った適切な評価及び骨粗鬆症の治療効果の判定等、必要な治療を継続して実施されていること

 

全てに共通するものは以下の通りです。

・骨粗鬆症の診療を行うにつき十分な体制が整備されていること

・骨粗鬆症の診療を担当する医師、看護師および薬剤師が適切に配置されていること

※ 常勤の薬剤師が配置されていない場合に限り、地域の保険医療機関などと連携し診療を行う体制が整備されていることで差し支えない

・院内職員を対象とした「骨粗髯症に対する知識の共有とFLSの意義について」の研修会を年1回以上実施すること

 

今回の管理料で重要視されていることは、

・多職種連携と地域連携が実施されていること

・早期から評価と治療が開始され、それが継続されること

です。

 

よって、「管理料1」がされていない限り、「管理料2」や「管理料3」は算定できません。

言い換えると、急性期病院入院中から骨粗鬆症の評価と治療が必要ということです。

 

当院は急性期病院であるため、「管理料1」の算定は転院先や退院後の算定に大きな影響を及ぼします。

 

もうすでに「管理料1」の算定は始めていますが、後方施設への情報提供も含めて算定が定着化するように現在フローを作成などの活動をしています。

 

これも骨粗鬆症マネージャーの仕事の一つですね。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第232談でした(^ ^)

 

二次性骨折予防継続管理料のまとめは、こちら

 

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【御礼】ブログ表示回数6万回突破!

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第231談

 

2016年から始めたこのブログも、ようやく表示回数が6万回を突破しました。

 

メディカルスタッフをはじめ、多くの職種の方に少しでも骨粗鬆症について知っていただきたいという趣旨で始めたブログですが、

皆さんのご支援で今日まで続けることができました。

 

この間に、全国で骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)を実施する施設が増え、

活動内容に関するご質問をいただくことも増えてきました。

 

今後も、皆さんの活動のお役に立つ情報を発信したいと思いますので、

引き続きよろしくお願いいたします。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第231談でした(^ ^)

 

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今年も開催!理学療法士講習会「運動器から考える健康寿命の延伸」

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第230談

 

久しぶりのブログ更新です。

今は令和4年度の診療報酬改定への対応に奮闘中の私です。

 

さて、今年度も理学療法士講習会を開催します。

 

講習会テーマは、

運動器から考える健康寿命の延伸

です。

 

開催日時は、2022年6月26日(日) 9:00〜16:20

 

今年度も完全オンライン開催となります。

 

以下が講習会内容です。

1)講義「大腿骨近位部骨折を中心とした骨粗鬆症性骨折と予防対策」

2)講義「糖尿病からみた運動機能障害」

3)講義「臨床でフレイル・サルコペニアから改善させる介入戦略について」

4)ワークショップ「転倒、転落に対する評価と理学療法士の関わり」

 

参加費は、3000円

参加条件は、理学療法士講習会なので、理学療法士の方のみです。

 

募集人数は60名、先着順です。

 

登録理学療法士、認定理学療法士、専門理学療法士の更新のポイントまたは点数が取得できる講習会ですので、ご興味のある方は事前参加登録をお願いします。

→詳細ページは、こちら

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第230談でした(^ ^)

 

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大腿骨近位部骨折症例に対する片脚起立時間測定に関する論文が掲載されました

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第229談

 

日本骨粗鬆症学会雑誌(The Journal of Japan Osteoporosis Society:JJOS)に執筆した論文が掲載されました。

 

タイトルは

大腿骨近位部骨折症例に対する術後早期の非術側下肢による開眼片脚起立時間測定は転倒リスク評価に有用か?─後ろ向き観察研究─

です。

大腿骨近位部骨折症例322例に対して術後7日目に非術側下肢にて開眼片脚起立時間測定を実施したものをまとめました。

 

当院の理学療法士が多忙の業務のなか測定していただいた結果を形にすることができました。

 

実施状況だけでなく、今回は片脚起立時間測定の実施可否に影響を与える因子を多変量解析で検討しました。

 

ご興味のある方は是非ご一読ください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第229談でした(^ ^)

 

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大腿骨近位部骨折とロコモの関係性について執筆した論文が掲載されました

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第228談

 

整形・災害外科2月号に執筆した論文が掲載されました。

 

タイトルは

大腿骨近位部骨折における受傷前のロコモティブシンドローム評価と年齢層による違い

です。

 

大腿骨近位部骨折症例にしてロコモ25を用いて受傷前の状態を回想して記入したものをまとめたものです。

 

以前にも同様の内容を論文にしましたが、以下の点が異なるところです。

1)2年前に新設されたロコモ3を新たに段階として追加

2)年齢層による違いを検討

3)ロコモ25の各質問の特徴を検討

ご興味のある方は是非ご一読ください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第228談でした(^ ^)

 

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【診療報酬改定】大腿骨近位部骨折に対する二次骨折予防に診療報酬がつきます!

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第227談

 

2022年度の診療報酬改定において、BIGニュースがありました。

 

「重症化予防の取組の推進」ということで、

大腿骨近位部骨折に対して継続的な二次骨折予防を実施すると

診療報酬がつくようになりました!!

 

これは非常に大きなニュースです。

 

議事次第 (mhlw.go.jp)には

「骨粗鬆症の治療による二次性骨折の予防を推進する観点から、骨粗鬆症を有する大腿骨近位部骨折患者に対して早期から必要な治療を実施した場合について、新たな評価を行う。」

とあります。

 

気になる点数は、

二次性骨折予防継続管理料1  1,000 点

二次性骨折予防継続管理料2  750点

二次性骨折予防継続管理料3  500点

です。

 

急性期病院である当院は、管理料1の1,000点です。

そして、リハ病院は、管理料2の750点です。

 

しかし、リハ病院は急性期病院で評価と治療がされていることが条件で、継続することが必要みたいです。

 

そして、退院後の外来では管理料3の500点

 

詳細は、議事次第 (mhlw.go.jp)をご覧ください。

(膨大な資料ですが、484-485ページです)

 

2017年から始めた当院の大腿骨近位部骨折に対する二次骨折予防が

ついに診療報酬として認められた活動になりました。

 

ここまで心折れずに頑張って良かったです。

 

私みたいに歓喜と安堵の状態になっている骨粗鬆症マネージャーは全国にたくさんいるのではないでしょうか。

 

急性期病院が責任をもってしっかりと評価を行い、そして治療を行うことが必要です。

そして、次の施設に正確に情報提供を行うことも必要です。

 

今からやるべき準備をしっかりとして、当院骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)

より強化していきたいと思います。

 

擬似解釈など、診療報酬改定について新たなことが分かり次第、情報をアップして参ります。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと@骨心 第227談でした(^ ^)

 

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