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nob について

大阪府堺市の病院で働く理学療法士です。骨粗鬆症の予防を目的に日々研鑽しています。どうすれば骨は丈夫になるのか、どうすれば骨折を防ぐことができるのか。一般の方だけでなく医療従事者にも参考になる情報(コツ)を発信したいと思います。 

応募開始!骨粗鬆症マネージャーレクチャーコース

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第40談

 

いよいよ、本日より第11回の骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースの参加登録が始まりました。

骨粗鬆症マネージャーを取得するためには必須の研修会です。

 

12時より登録が開始となり、私も気になって学会のホームページを開こうとしたのですが応募が殺到しているのか、ページに接続できませんでした。

 

定員は500名ですので、まだの方は忘れずに。

 

ちなみに、今回は当院より看護師2名が無事に登録できました!!

骨粗鬆症マネージャーの取得が叶えば、非常に心強い存在になります(^ ^)

全力で応援させていただきます!!!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第40談でした(^ ^)

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公開講座でお話をしてきました

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第39談

 

今日は、「骨粗鬆症に関する公開講座」にてお話する機会をいただきまして、熱く語ってきました(^ ^)

 

私のお話のテーマは、「実践!骨粗鬆症のセルフチェックと予防運動」としました。

骨粗鬆症に関する疫学や深い知識にはあまり触れずに、骨粗鬆症の早期発見と早期予防・治療に繋げていただくために、「骨粗鬆症になりやすい人の特徴」と「簡単に行える自己チェック」、「今からできる予防運動」についてお話をさせていただきました。

骨粗鬆症は“沈黙の疾患”とも言われており、気づかないうちに骨強度は低下し、骨折して初めて骨粗鬆症であったことを知るケースは多く見られます(場合によっては、骨折しても気づかないことも。。。)

 

骨粗鬆症性骨折の一つである大腿骨近位部骨折の5年生存率は、がんの5年生存率よりも低いと言われており、骨粗鬆症を軽視していると非常に重篤な状態になりかねません。

 

今日のお話で少しでも骨粗鬆症の検診率の向上と、治療率の向上に寄与できればと思います(^◇^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第39談でした(^ ^)

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骨粗鬆症に関する公開講座のお知らせ

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第38談

 

今回は、今週6日(木)の公開講座のご案内です。

私は理学療法士の立場から、骨粗鬆症のセルフチェックと骨粗鬆症の予防のための運動についてお話をさせていただきます。

 

なぜか、パンフレットを見るとトリになっており若干プレッシャーを感じておりますが、骨粗鬆症マネージャーの責務・任務を果たしたいと思います。

 

昨年から様々な方より骨粗鬆症に関する講演のご依頼をいただき、ご縁を感じます。

 

このご縁を一つずつ大切にしたいと思います( ◠‿◠ )

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第38談でした(^ ^)

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骨の代謝とは

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談

 

今回は、骨の代謝について簡単にご説明できればと思っています。

(もうすでにご存知の方には、つまらない内容かもしれませんが、、、)

 

人間の骨は絶えず代謝というものが働いています。

それは、「新しい骨が作られる機能(骨形成)」と「古い骨が壊される機能(骨吸収)」です。

骨の新陳代謝とか、骨のリモデリングとも言われていますね。

 

新しい骨を作る細胞を骨芽細胞といい、古い骨を壊す細胞を破骨細胞といいます。

骨粗鬆症では、この2つの機能のバランスが重要です。

骨の量を維持しようと思えば、「骨形成」と「骨吸収」のバランスが保たれている必要があります。

 

しかし、加齢性変化やその他の何らかの原因により、このバランスが崩れ、「骨形成」が低下、または「骨吸収」が亢進してしまうと、骨の代謝機能は崩れて骨量は低下してしまいます。

(骨代謝を低下させる原因は、こちら)

→ 骨粗鬆症になりやすい4つの身体的要因とは

→ 骨粗鬆症になりやすい4つの病気と1つの薬

→ 骨粗鬆症になりやすい5つの生活習慣

 

お金で例えるならば、「骨形成の低下」は収入が減少してしまったことを表し、「骨吸収の亢進」は支出が増加してしまったことを表します。

どちらにせよ、その状態が続くと貯金残高(骨量)が減ってしまいます。

 

この骨の代謝を崩さないようにするために必要なことは以前にもお伝えしましたが「骨のくすり」と「運動」、「栄養」です。

骨粗鬆症の予防と治療に必要な3つのこと

 

ちなみに、古い骨は1ヶ月あれば壊されますが、新しい骨はできるまで4ヶ月かかりますから、根気強く予防と治療を行う必要があります。

 

いつまでも健康な骨であり続けるために、今から骨の代謝も気にしながら生活していきましょう。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第37談でした(^ ^)

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リハ医学会にて発表してきました

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第36談

 

昨日から3日間、岡山県にて第54回日本リハビリテーション医学会学術集会が開催されています。

 

私は、仕事などの都合で昨日のみの参加となりましたが、ポスター発表をさせていただきました。

(ポスター会場)

今回の発表内容は、当院における大腿骨近位部骨折症例の骨粗鬆症に対する評価と治療の実態を後方視的に調査して、問題点を把握し、改善に向けた取り組みの実施までの活動報告です。

 

急性期病院での骨粗鬆症マネージャーの役割として2次骨折の予防は重要であり、特に当院のように大腿骨近位部骨折症例が年間200症例を超える病院では対策を講じる必要性は言うまでもありません。

 

骨粗鬆症マネージャーを取得して、2次骨折の予防を活動の柱として取り組み続け、ようやくその取り組みが開始できたことは、たくさんの周りの方々のご協力があってのことだと思っています。おそらく一人では、ここまでたどり着けませんでした。

 

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は、その感謝の気持ちも込めて活動内容を発表させていただきました。

 

ただ、発表した後の質問を終えて思った率直な感想は、骨粗鬆症リエゾンサービス、骨粗鬆症マネージャーの認知度が思った以上に低いことでした。

 

骨粗鬆症マネージャーというのは、貴院でのオリジナルの資格なのか?」

「このような現状は貴院だけなのか、全国的なものなのか?」

「このような取り組みは効果があると報告されているのか?」

などなど

 

もっと骨粗鬆症マネージャーとして啓発活動を続けていかないといけないことを痛感しました。

 

でも、最後に声をかけていただいた方は、リエゾンサービスを積極的にされている施設で勤務されているそうで、情報交換ができたことは貴重でした。

 

これで、春から夏にかけての学会は一区切り。

夏は講演や研修の機会が控えているので、そこで骨粗鬆症の啓発活動を行いたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第36談でした(^ ^)

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骨粗鬆症マネージャーの取得状況と問題点

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第35談

 

前回は骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースの開催のご案内をしましたが、

現在、全国に骨粗鬆症マネージャーはどれほどいるのでしょうか?

 

日本骨粗鬆症学会のホームページによると、認定者は1867名いるそうです。

 

職種別では、

看護師:50%

理学療法士:19%

薬剤師:18%

放射線技師:5%

管理栄養士:4%

その他:4%

だそうです。

 

ということは、私のように理学療法士で骨粗鬆症マネージャーの資格を取得しているのは、400名弱ほどということになりますね。

 

リエゾンサービスに携わっていて一番に感じることは、骨粗鬆症マネージャー同士のつながりが少ないことです。

 

資格を取得しても特に活動していないマネージャーが多くいると聞きました。

 

「何をしたらいいのかわからない。」

「他のマネージャーがどんな活動をしているのかわからない。」

 

などなど、コミュニケーションの希薄化を表す声が聞かれます。

本当にもったいないことですよね。

 

骨粗鬆症マネージャーが相互に情報交換する横の繋がりが必要です。

 

学会も学術集会や研修講演会でそのような機会を作ることを推奨しているそうです。

交流が図れることで、間違いなく各施設でのリエゾンサービスの質は向上すると思います。

私も、微力ではありますが、そのような活動に尽力できればと思っています。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第35談でした(^ ^)

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速報!骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースのご案内

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第34談

 

今日、骨粗鬆症学会のホームページを閲覧していると、

次回の骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースの案内が出ていました!

 

開催日は、10月22日の日曜日です。学術集会の最終日ですね。

場所は、大阪国際会議場です。

私も、以前同じ場所でレクチャーコースを受講しました(^ ^)

 

定員は500名だそうです。

そして、何よりも気になるのが申し込みはいつから始まるかですよね。

 

7月10日の12時からみたいです。

おそらく、この日に応募が殺到するのではないでしょうか。

 

年々、締め切りが早くなっていると聞きますので、

骨粗鬆症マネージャーの資格取得を考えておられる方は、必須研修になっているので、要チェックです!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第34談 でした(^ ^)

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骨折患者のバミューダトライアングル

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第33談

 

今回は、“骨折患者のバミューダトライアングル”についてお伝えしたいと思います。

 

そもそも、バミューダトライアングルとは何かご存知ですか?

 

バミューダトライアングルとは、フロリダ半島の先端と大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域を指します。

この海域は“魔の三角海域”と呼ばれていまして、昔から船や飛行機、もしくはその乗務員のみが消えてしまうという伝説があるようです。

では、この伝説にたとえて “骨折患者のバミューダトライアングル”とは何か。

それは、骨粗鬆症治療の現状を表しています。

 

骨粗鬆症治療は、まず骨折に対して治療を行なった病院で開始され、その後、リハビリ病院に転院して治療を継続し、最後は自宅や施設に退院したのち地域の開業医にかかることが理想的です。

 

このように骨粗鬆症治療が継続的に行われるには、医療機関のネットワーク(連携)が必要ですが、現状はうまく行われているとは思えません。

 

治療を開始しても、連携が途絶えると骨粗鬆症の治療も途切れてしまいます。そして、患者さんが今どこに通っているのかもわからなくなってしまう。

 

急性期病院、リハビリ病院、診療所と医療機関が移る間に患者さんが消えていくことを意味し、骨折患者のバミューダトライアングルと呼ばれているのです。

 

この現状を踏まえ、私は現在、骨粗鬆症治療の連携を目的とした活動を計画中です。

またご報告しますね。

骨粗鬆症マネージャーとして、しっかり役割を果たしていきたいと思います!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第33談 でした(^ ^)

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日本理学療法学術大会に参加して

こんにちは(^ ^)

 

報告が遅くなりましたが、先週12日から14日まで幕張メッセにて開催された第52回日本理学療法学術大会に参加して来ました。

(ポスター会場です)

全ての分科会が一堂に会する大会は今回で最後になります。

その“記念すべき”大会で演題発表をさせていただきました。

演題名は、

「骨折連鎖の予防を目的とした退院先への適切な情報提供を目指して~退院先別の骨粗鬆症・転倒リスクの検討~」

です。

 

予防理学療法領域での発表となりましたが、予防系の発表は以前に比べると演題数が増加したように思います。

 

それらの演題には、認知症やサルコペニア、フレイルなどの予防をキーワードにしたものが多くありましたが、その反面、骨粗鬆症や骨折の予防に関する演題が非常に少ないのが残念でなりませんでした。

 

全体で1700演題あったなかで「骨粗鬆症リエゾンサービス」というキーワードで検索すると、ヒットしたのはたったの2演題でした。その1つは私です。

 

まだまだ理学療法士の世界で骨粗鬆症や骨折予防、二次骨折の予防に対する認識が乏しいことを痛感しました。

骨粗鬆症マネージャーとして、もっともっと理学療法士に対して骨粗鬆症予防の重要性を伝えていきたいと思います。

 

来年からは完全に分科会に分かれての開催になります。

予防理学療法学会は2018年10月に福岡で開催されるそうです。

今から予定しておきましょう!

来月は日本リハビリテーション医学会が岡山で開催されます。

現在、発表の準備中です。

またご報告しますね(^ ^)

 

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社内講演をしてきました

こんにちは(^ ^)

 

今日は製薬会社様よりご依頼があり社内講演をしてきました。

講演タイトルは「骨折連鎖を断つための新たな挑戦」です。

今回、様々な方のご協力をいただき、「骨折連鎖予防手帳」を作成しました。

この手帳は骨粗鬆症性骨折を受傷された方に配布するものであり、次の骨折を予防するための治療率の向上と、治療継続率の向上を目的としています。

 

今日の講演は、私がなぜ骨粗鬆症に対して活動を始めるようになったのか、なぜ骨折連鎖予防手帳の作成が必要と考えたのか、そしてこの手帳を今後どのように活用して行くのかなど、臨床で感じたことをそのままスライドと言葉で表現してみました。

 

当院では、大腿骨近位部骨折症例に対して配布を予定しており、現在運用開始に向けた準備をしております。

 

今週末の日本理学療法学術大会、来月の日本リハ医学会での発表でもこの手帳を紹介させていただきたいと思います。

 

この手帳が、骨粗鬆症治療の一役を買えることを願って、今後も骨粗鬆症マネージャーとして活動していきたいと思います。

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