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nob について

大阪府堺市の病院で働く理学療法士です。骨粗鬆症の予防を目的に日々研鑽しています。どうすれば骨は丈夫になるのか、どうすれば骨折を防ぐことができるのか。一般の方だけでなく医療従事者にも参考になる情報(コツ)を発信したいと思います。 

来月開催!堺地域における高齢者骨折を予防する会

#堺市 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #高齢者骨折

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第80談

 

こんにちは(^ ^)

今回は、来月に開催される「堺地域における高齢者骨折を予防する会」のご案内です。

 

以下に詳細を記します。

【日時】7月7日(土) 14:20〜16:30

【場所】アゴーラリージェンシー堺

【内容】特別講演とディスカッション

【参加対象者】臨床で高齢者骨折に悩んでいるメディカルスタッフ

堺市は人口が80万人を超えており、高齢化率はほぼ全国平均並みです。

しかし、健康寿命は政令指定都市の中では短い都市です。

 

その原因には少なからず転倒や骨折が影響している可能性があります。

 

堺市において骨粗鬆症リエゾンサービスを積極的に実施している施設は非常に少ないのが現状です。

このままでは、さらに高齢化する堺市において高齢者骨折を増加させてしまいます。

 

少しでも、この問題を解決するためにこのような会を開催することになりました。

 

この会は、骨粗鬆症マネージャーという資格や骨粗鬆症リエゾンサービスという活動は関係なく、

ただ純粋に高齢者の骨折を予防するために、メディカルスタッフに何ができるのか、何をすべきなのかを考えていきたいと思っております。

 

今回は第1回目に過ぎません。

継続開催し、堺市のメディカルスタッフが一つのチームになって、高齢者骨折を予防していきたいと思っております。

 

リハビリ職、看護師、薬剤師、管理栄養士、介護福祉士など多くの職種、多くの職域の方のご参加をお待ちしております。

 

集まれ!堺市のメディカルスタッフ!!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第80談でした(^ ^)

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当院のOLSについて発表してきました

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #ベルランド総合病院

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第79談

 

こんにちは(^ ^)

近畿地方も梅雨に入り、ジメジメした毎日が続いていますね。

雨男(正確には大雨男)の私には、みんなから嫌味を言われる日々がしばらく続きます(^.^)

 

そんな私ですが、先週は当院のOLSを紹介する機会を2回もいただき、発表してきました。

 

なんと、たまたまなのですが当院のOLSを本格的に開始したのは、昨年の6月です。

ちょうど、1年が経過したメモリアルな時に発表させていただくことができました。

(会場からの一望 in あべのハルカス)

 

3年間の下積みからOLS開始に至るまでのプロセスと、開始してから1年の短期成績について発表させていただきました。

 

また、当院では骨折連鎖予防手帳を使用していますが、手帳の運用方法や創意工夫点についてもお話しさせていただきました。

 

OLSを初めてあっという間に1年が過ぎてしまいました。

始めてから出てきた問題点もいくつもあります。

決して今が順風満帆とは言えません。

一つずつ、問題点に向き合って、より質の高いOLSを展開したいと思っています。

 

さらに1年後に、今よりも良い報告ができるように鋭意努力していきます。

これからもよろしくお願い致します(^.^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第79談でした(^ ^)

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2018年10月28日開催!第13回骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースのご案内が出ました

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第78談

 

こんにちは(^ ^)

第13回の骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースの開催の案内が出ていましたのでご連絡させていただきます!

 

もう13回目になるんですね!

 

以下に詳細を掲載します。

 

【開催日】 2018年10月28日(日) ※日本骨粗鬆症学会の会期中(3日目)

【開催時間】 8:00〜11:30

【会場】 長崎新聞文化ホール

【定員】 500名

【受講費】 会員3000円、非会員10000円

 

そして、最も気になるのが、申し込み開始日ですよね。

7月9日(月)12時からだそうです。

 

最近の開催はすぐに定員を満たすんでしょうか?

私が受講した時は(第3回目くらいでしょうか)すぐに定員に達しました。

 

受講を考え中の方は、すぐに申し込みした方がいいかもしれませんね。

まだ1ヶ月後と思っていても、あっという間ですよ!

 

骨粗鬆症マネージャーの仲間が増えるのを楽しみにしています(^.^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第78談でした(^ ^)

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祝?10000回突破!「骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと!」の閲覧回数(^.^)

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第77談

 

こんにちは(^ ^)

昨日ですが、当ブログの通算閲覧回数が10000回を突破しました!

 

1年7ヶ月前に期待と不安を持って始めたブログですが、多くの方に見ていただきました。

本当にありがとうございます。

 

骨粗鬆症について、骨粗鬆症リエゾンサービスについて、骨粗鬆症マネージャーについてなど

少しでもお役に立てる情報を発信し、そしてコミュニケーションが図れるツールになればと思い続けております。

 

まだまだ骨粗鬆症の予防と治療の重要性が一般の方に浸透しているとは思えません。

同じく医療従事者にも浸透しきれていません。

 

これからも骨粗鬆症マネージャーとしてできることをしっかりと実行していきたいと思います。

 

ちなみに、どのページが多く閲覧されたのかというのを初めて見てみました。

トップ10は以下の通りです。

1位 骨粗鬆症マネージャーとは

2位 骨粗鬆症マネージャー認定試験

3位 速報!骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースのご案内

4位 かんたん骨粗鬆症チェック!その4「年齢と体重だけでできる骨粗鬆症チェック」

5位 骨粗鬆症マネージャーを目指す方へ

6位 計算してみよう!あなたの今後10年間の骨折リスクは?

7位 骨粗鬆症マネージャーの取得状況と問題点

8位 発表!第4期骨粗鬆症マネージャー認定試験合格者

9位 プロフィール

10位 活動履歴

 

こうみてみると、骨粗鬆症マネージャーに関する内容が人気のようですね。

今後のブログ内容の参考になりました!

 

これからも当ブログをよろしくお願いしますね(^.^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第77談でした(^ ^)

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知っていましたか?骨に重要な食品が値上がっています!

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #カルシウム #ビタミンK

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第76談

 

お久しぶりです! 1ヶ月ぶりの更新となります。

OLSから離れていたわけではありません。

どっぷり臨床でOLSに浸かっており、ブログの更新ができなかったのです(言い訳です)。

 

さて、今回は今月から値上がりとなった骨粗鬆症の予防と改善に必要な食品の話題です。

皆さん、今月からチーズ納豆が値上がったことはご存知でしたか?

 

商品にもよりますが、チーズは2〜17%程度、納豆は10~20%程度の値上げになっています。

値段が上がっていない商品に関しては量が減っている可能性があるそうです。

 

チーズはカルシウム、納豆はビタミンKがそれぞれ豊富に含まれています。

私はともに大好きな食品で骨を意識して自分だけでなく子供達にも食べさせています。

 

骨を守るためには、お金がかかる時代になるのでしょうか。

 

値上がったから食べるのを控えようとせず、こまめに摂取し続けましょう!!

 

今後、納豆に関する豆知識もアップしていきたいと思いますので、楽しみにしておいてください。

 

余談ですが、その他に骨に重要なビタミンDは日光浴で養えるのでお金がかからず安心ですね(^.^)

 

カルシウムに関する過去の記事

知らないとマズイ!1日に必要なカルシウム量は?

食べてみよう!カルシウムが多く含まれる食材とは?

骨に必要な牛乳の日本とアメリカの大きな違いとは?

魚でカルシウムを摂取するつもりが、意外なことに!

 

ビタミンKに関する過去の記事

骨に必要な2つのビタミン!ビタミンDともう1つは?

今日から摂取!ビタミンKが多く含まれる食品とは

納豆菌の恐るべきパワー

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第76談でした(^ ^)

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第4期骨粗鬆症マネージャーが誕生

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第75談

 

お久しぶりです。

このタイトルの記事は早くアップしたいと思っておりましたが、なかなか時間がなく今になりました。

 

この4月より第4期の骨粗鬆症マネージャーが新たに誕生しました。

 

これで、骨粗鬆症マネージャーの総人数は2,499名となります。

 

全体の職種別比較では、看護師51%、理学療法士19%、薬剤師18%、診療放射線技師5%、管理栄養士3%となっているそうです。

 

管理栄養士が3%とは少ないですよね。

骨粗鬆症の予防および治療には栄養面の介入は必須です。

今後の増加を期待したいと思います。

 

さて、当院ではと言いますと、2名の看護師が無事に合格し、4月から骨粗鬆症マネージャーになりました!!

ずっと骨粗鬆症マネージャーは私1名だったので、ようやく仲間ができました。

 

脱・ひとりぼっちマネージャー!

 

最近は、当院のOLSにおいてマンパワーの問題を心配するようになってきました。

そんな中で心強い存在が仲間になってくれたことに感謝です。

 

まだまだやりたいこと、すべきことは多くあります。

頭の中ではいろんな構想があります。

たくさんの方の協力をいただきながら、活動の幅と質を上げていきたいと思っております。

随時アップしていきますね。

 

乞うご期待!!

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第75談でした(^ ^)

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【研修会・セミナー情報(12)】今年も開催!理学療法士講習会「運動器から考える健康寿命の延伸」

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #健康寿命 #研修会

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第74談

 

新年度になりました!

あっという間に昨年度が終わりました。やり残したことが多く、暗い気持ちになります。

 

さて、今回は昨年に続き、今年も開催が決まった理学療法士講習会のご案内です。

 

テーマは「運動器から考える健康寿命の延伸」で、昨年と同じです。

 

しかし、内容を少し変えました。

 

1.大腿骨近位部骨折を中心とした骨粗鬆症性骨折とその予防

2.地域からみた健康寿命の延伸

3.糖尿病からみた運動機能障害

4.転倒に対する評価と理学療法介入

 

全て座学になりますが、健康寿命を延伸するために、理学療法士がすべきことをお伝えできればと思います。

 

また、私は「1.大腿骨近位部骨折を中心とした骨粗鬆症性骨折とその予防」を担当させていただきます。

 

日時は、7月22日(日) 受付:9時、開始:9時半となっております。

場所は、当院のベルランド総合病院です。

 

定員ですが、昨年は50名と設定させていただいたところ申し込み開始から3週間も経たずに定員に達してしまい、そのあともなんとか参加できないかと問い合わせが何件かありました。

 

よって、今年は定員を70名まで増やしました。

 

申し込み開始は、4月22日からとなっております。

本日より理学療法士協会のホームページに講習会の詳細が掲載されておりますのでご覧ください。

 

理学療法士として、骨粗鬆症マネージャーとしてこの会を無事に迎え、無事に終えるように鋭意努力していきたいと思います。

 

宜しくお願い申し上げます(^.^)

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第74談でした(^ ^)

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【研修会・セミナー情報(11)-2】骨粗鬆症における多職種連携セミナーで発表して来ました

#理学療法士 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #セミナー #研修会

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第73談

 

先日28日(水)に開催された「骨粗鬆症における多職種連携セミナー」で発表して来ました。

骨粗鬆症マネージャーが主体となって開始に至った骨折連鎖予防に向けたリエゾンサービス

というタイトルで当院のOLSを中心にお話をさせていただきました。

当日は朝から発表することを楽しみにして、ワクワクして、テンションも上がっていました。

 

しかし、、、そんな時にハプニングが、、、。

 

お昼くらいから目がショボショボして、鼻がムズムズして、鼻水が大量に流れてきました。

 

花粉症はもっていません。

まさか、こんな日に花粉症デビュー!?

 

このままでは、発表なんて到底できない、、、。

一気に上がっていたテンションは下がり、焦りが。

 

薬を飲んで、鼻水が止まることを祈りながら会場となるシェラトン都ホテル大阪へ移動。

 

この移動中は鼻水のことしか意識は向かず、

発表に対する緊張感なんて、完全に感じませんでした。

 

そして、会場に到着する10分前に奇跡が! 鼻水が止まった!!

 

ありがとう、薬!

 

よし、やっと発表に集中ができる。

気合い入れて会場に入りました。

 

今回は、企画当初は50−60名程度の参加を予定していたそうですが、

事前の参加希望が多くて、会場が一つ大きい部屋に変更されたそうです。

 

なんと、105名の参加があったそうです!

多くがコメディカルの方で、今回の発表はコメディカルの方に聞いて欲しかったので嬉しかったですね。

 

発表は当院のOLS開始に至るまでのプロセス、開始してからの成績、最後は骨粗鬆症マネージャーの現在と今後について私見を交えて話をさせていただきました。

会場からの質問もいただき、今後の課題も見つかって、有意義な発表になったと思います。

 

ちなみに、あれから鼻水は全く出ておりません。

一体なんだったんでしょうね、、、。

 

最後にこのような貴重な機会を頂いたことに感謝を申し上げます。

これからも、臨床だけでなく学術的な活動も活発にしていきたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第73談でした(^ ^)

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骨粗鬆症マネージャーも貢献!? 伸びた日本人の健康寿命

#骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #健康寿命

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第72談

 

本日、厚生労働省が発表した報告によると、日本人の健康寿命が男女とも過去最長を更新したそうです。

 

健康寿命は3年ごとに公表しており、前回よりも男性は0.95歳、女性は0.58歳伸びて、男性72.14歳、女性は74.79歳になったそうです。

 

初回の2001年の発表では、男性69.40歳、女性72.65歳だったので、実に2〜3年も延伸しています。

 

2、3年の改善は大きいですよね。

この間、介護を必要としない生活を送るのか、それとも人の手を借りて生活するのか。

 

しかし、これだけで満足してはいけません。

 

何よりも重要なのは、平均寿命との差です。

平均寿命も皆さんご存知の通り延伸しています。

いくら健康寿命が延伸しても、平均寿命との差が縮まらないと医療介護情勢には変化はありません。

 

今回の発表では、わずかに縮まっています。

男性で8.84年(前回9.02年)、女性で12.35年(同12.40年)だったとのことです。
ちなみに、都道府県別では、男性は山梨県が73.21歳で2回連続1位、女性は愛知県が76.32歳で1位です。

 

健康寿命の延伸

これは、私が骨粗鬆症マネージャーとして骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)をする上でキーワードとしているものです。

 

当院のOLSは大腿骨近位部骨折症例に対する骨折連鎖の予防です。

 

大腿骨近位部骨折は初回骨折でも健康寿命の短縮する危険性が非常に高い骨折です。

そのような骨折が両側に生じるということは、本当に恐ろしいことです。

 

少しでも大腿骨近位部骨折症例の健康寿命が延伸できるように、これからも鋭意努力していきたいと思います。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第72談でした(^ ^)

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再入院率は1.5倍! 認知症を伴う大腿骨近位部骨折症例の現実

#大腿骨近位部骨折 #骨粗鬆症 #骨粗鬆症マネージャー #骨粗鬆症リエゾンサービス #認知症

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第71談

 

先日新聞の1面に注目すべき記事が掲載されておりました。

それは、高齢で認知症を患っていると、退院して間もなく同じ病気やけがで再入院するリスクが約1.5倍に高まるという調査結果を医療経済研究機構や国立がん研究センターなどのチームが発表したとのことでした。

 

全国987病院に入院した65歳以上の患者183万人の退院後30日以内に再入院した割合を認知症を患う27万人と認知症ではない156万人で比べたそうです。

 

その結果、認知症の人が自宅や介護施設に戻ってから再入院するリスクは、大腿骨近位部骨折では1.46倍であったそうです。

これは、脳梗塞の1.30倍、誤嚥性肺炎の1.23倍よりもリスクが高い結果でした。

 

そして、このリスクは認知症の程度が異なってもその傾向は変わらなかったそうです。

 

臨床で大腿骨近位部骨折症例のリハビリを担当しているものとして同感です。

 

大腿骨近位部骨折は、身体機能の改善に難渋する骨折の一つです。

認知症を伴っていると環境の変化による認知症の進行やリハビリ意欲の減弱などから十分な身体機能の改善が図れないことを多く経験します。

 

そして、退院後に再転倒して、反対側の同じ骨折を起こし再入院する。

 

この再骨折(骨折連鎖)は、私が骨粗鬆症マネージャーを取得して、骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)を行うきっかけとなった事案です。

 

「再骨折(骨折連鎖)を予防したい!」

 

そのためには、骨粗鬆症薬は必須であり、また栄養や運動の介入も重要です。

しかし、認知症を伴う方は、服薬管理など自分ではできないことが多くなってきます。

 

そのような場合には、周囲の方々の協力は欠かせません。

 

骨折の予防は一人で行うのではなく、家族、メディカルスタッフ、施設スタッフ、近隣の方々が力を合わせて行う必要があります。

 

要支援・要介護が必要となった原因として最新の平成28年の報告では、認知症は18.0%で脳血管疾患を抜いて第1位となり、骨折・転倒は12.1%と調査毎に増加しています。

 

今回のこの記事は今後のOLSの活動において、参考となる非常に興味深かいものでした。

ちなみに、この論文は米国老年医学会雑誌電子版に掲載されているそうです。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第71談でした(^ ^)

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引用:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180221-OYTET50012/