こんにちは(^ ^)
骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第33談
今回は、“骨折患者のバミューダトライアングル”についてお伝えしたいと思います。
そもそも、バミューダトライアングルとは何かご存知ですか?
バミューダトライアングルとは、フロリダ半島の先端と大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域を指します。
この海域は“魔の三角海域”と呼ばれていまして、昔から船や飛行機、もしくはその乗務員のみが消えてしまうという伝説があるようです。
では、この伝説にたとえて “骨折患者のバミューダトライアングル”とは何か。
それは、骨粗鬆症治療の現状を表しています。
骨粗鬆症治療は、まず骨折に対して治療を行なった病院で開始され、その後、リハビリ病院に転院して治療を継続し、最後は自宅や施設に退院したのち地域の開業医にかかることが理想的です。
このように骨粗鬆症治療が継続的に行われるには、医療機関のネットワーク(連携)が必要ですが、現状はうまく行われているとは思えません。
治療を開始しても、連携が途絶えると骨粗鬆症の治療も途切れてしまいます。そして、患者さんが今どこに通っているのかもわからなくなってしまう。
急性期病院、リハビリ病院、診療所と医療機関が移る間に患者さんが消えていくことを意味し、骨折患者のバミューダトライアングルと呼ばれているのです。
この現状を踏まえ、私は現在、骨粗鬆症治療の連携を目的とした活動を計画中です。
またご報告しますね。
骨粗鬆症マネージャーとして、しっかり役割を果たしていきたいと思います!
以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第33談 でした(^ ^)
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