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こんにちは(^ ^)
骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第72談
本日、厚生労働省が発表した報告によると、日本人の健康寿命が男女とも過去最長を更新したそうです。
健康寿命は3年ごとに公表しており、前回よりも男性は0.95歳、女性は0.58歳伸びて、男性72.14歳、女性は74.79歳になったそうです。
初回の2001年の発表では、男性69.40歳、女性72.65歳だったので、実に2〜3年も延伸しています。
2、3年の改善は大きいですよね。
この間、介護を必要としない生活を送るのか、それとも人の手を借りて生活するのか。
しかし、これだけで満足してはいけません。
何よりも重要なのは、平均寿命との差です。
平均寿命も皆さんご存知の通り延伸しています。
いくら健康寿命が延伸しても、平均寿命との差が縮まらないと医療介護情勢には変化はありません。
今回の発表では、わずかに縮まっています。
男性で8.84年(前回9.02年)、女性で12.35年(同12.40年)だったとのことです。
ちなみに、都道府県別では、男性は山梨県が73.21歳で2回連続1位、女性は愛知県が76.32歳で1位です。
「健康寿命の延伸」
これは、私が骨粗鬆症マネージャーとして骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)をする上でキーワードとしているものです。
当院のOLSは大腿骨近位部骨折症例に対する骨折連鎖の予防です。
大腿骨近位部骨折は初回骨折でも健康寿命の短縮する危険性が非常に高い骨折です。
そのような骨折が両側に生じるということは、本当に恐ろしいことです。
少しでも大腿骨近位部骨折症例の健康寿命が延伸できるように、これからも鋭意努力していきたいと思います。
以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第72談でした(^ ^)
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