骨折リエゾンサービスの4つのタイプとは?

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こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第65談

 

先日は、仕事終わりに今年初のwebセミナーに参加してきました。

今まで、多くのwebセミナーに参加していますが、毎回新しい知見に出会うことができ、有意義な時間を過ごしております。

また、現在当院で実施している骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)の今後の活動の新たなヒントも得ることもできました。

 

さて、その当院の骨折連鎖予防に向けたリエゾンサービスは、骨折リエゾンサービス(FLS)の一部でありますが、Gandaらは以下のように活動(サービス)のタイプを4つに分けています。

 

Type A

患者の把握、検査、治療を開始するサービス

Type B

患者の把握、検査を実施し、治療はかかりつけ医に紹介するサービス

Type C

リスクを有する患者を把握し、患者とかかりつけ医に報告するが、評価や患者の治療は実施しないサービス

Type D

リスクを有する患者を把握し教育するが、患者のケア関係者にその結果を伝えるなどはしない

 

(引用:Ganda K, Puech M, Chen JS, et al. Models of care for the secondary prevention of osteoporotic fractures: a systematic review and meta-analysis. Osteoporos Int. 2013;24(2):393–406.)

 

タイプ別のメタ解析の結果では、骨密度検査率や治療開始率はType Aが最も良好で、Type Bが同様に良好であることが明らかにされているそうです。

 

当院の活動はどのタイプに該当するのでしょうか。

患者の把握は、対象が大腿骨近位部骨折症例ですので入院した時点で正確に抽出できています。

そして、入院中にDXAの検査を行い、身体機能も含めて骨折・転倒リスクの評価もできています。

 

あとは、治療です。

治療については、全症例に対して実施できていないのが現状です。

 

当院で治療を実施することもありますし、かかりつけ医にお願いすることもあります。

治療をされずにどこに行かれたのかわからないこともあります。

 

理想は全症例が当院で治療を開始することですが、、、。

それがなかなか難しい。

今はそれができない問題点に対して鋭意改善する努力をしております。

 

なので、現状をタイプに当てはめるとAよりのBというところでしょうか。

 

骨粗鬆症マネージャーとして、今年は昨年以上に活動の幅と活動の質を上げていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第65談でした(^ ^)

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