なぜ高齢者はビタミンDが不足しているのか?

こんにちは(^ ^)

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第22談

 

前回から「ビタミンD」を取り上げてお話をしてきましたが、今回はビタミンDが高齢者を中心に不足している原因についてお伝えします。

高齢者でビタミンDが不足している原因として、骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインでは、「脂質の吸収低下」、「皮膚でのプロビタミンD生成の減少」、「日光暴露の減少」などが挙げられています。

 

わかりにくいですか? では、簡単に言い換えると、

1.食事でのビタミンDの摂取不足

2.日光に当たる時間の不足

です。

 

特に重要なのが、「日光に当たる時間の不足」です。

ビタミンDは日光に当たることによって生成されます。

 

その生成の割合は90%です。 ってことは、食事で摂取するのは、たったの10%です。

皮膚が日光に当たることで、皮膚でプロビタミンDというビタミンDになる前身が作られます。

 

高齢者で、「日光に当たる時間の不足」が原因となるのは、移動能力の低下や施設入所によって外出機会が減少することが考えられます。

その結果、骨が弱くなり、転倒しやすくなることで骨粗鬆症性骨折を引き起こしやすくなり、さらに外出機会を減少させるという悪循環が形成されてしまいます。

 

よって、いくら食事でカルシウムを積極的に摂取していても、外出しないで閉じこもっているとビタミンDが生成されず、骨はなかなか強くなりません。

 

『ビタミンDには日光浴』 これを知っておいてください。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第22談 でした(^ ^)

 

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