こんにちは( ◠‿◠ )
骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第13談
“かんたん骨粗鬆症チェック”シリーズ も、もうその4になりました。
その1の「壁に頭がつくか」、その2の「肋骨と骨盤の距離」、その3の「身長低下」
に続いて、今回は、「年齢と体重だけでできる簡単チェック」です
骨粗鬆症のスクリーニング検査として、用いられているもので、
名称はFOSTA Score(フォスタ スコア)といいます。
今回は、計算が必要ですが、簡単ですので皆さんもやってみてください。
計算式は、
FOSTA Score =(体重 – 年齢)× 0.2 です
まず、体重から年齢を引いてください。
そして、次に0.2をかけてください。
どんな値になりましたか? この値を使って判断します。
以下のように骨粗鬆症リスクを「低」、「中」、「高」の3つに分類することができます。
“ −1 ”よりも大きい : 骨粗鬆症リスクは低いです。
“ −1 ”よりも小さいが、“ –4 ”よりは大きい : 骨粗鬆症リスクは中です。
“ –4 ”よりも大きい : 骨粗鬆症リスクは高いです。
計算が苦手な方や、面倒な方は下の表で簡単に判断できますので、参考にしてください。
一度、小生の年齢と体重でやってみましょう。
小生は36歳の57kgです。
FOSTA Score =(57 – 36)× 0.2
算出された値は、4.2です。
−1より値は大きいので、リスクは低いことになります。
ただ、小生を例にしましたが、誤りがあります。
このチェックは男性には適応されていません。
そもそも、このチェックはアジア人女性を対象に開発されたものだからです。
ですので、女性に対して使用するようにしてください。
FOSTA scoreの目的は、骨粗鬆症への関心を高め、骨粗鬆症のリスクが高い人を判別し、骨量測定につなげることです。
高リスク(−4)の感度は高く、91%といわれています。
また、骨粗鬆症診断歴のなかった閉経後女性の21%が新たに骨粗鬆症と診断されたともいわれています。
骨粗鬆症検診に誘導するためだけでなく、自分自身でもできるチェックなので、幅広く使用していただければと思います。
以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第13談 でした(^ ^)