骨粗鬆症になりやすい4つの身体的要因

こんにちは(^ ^)

 

骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第7談

 

今回のテーマは、“骨粗鬆症になりやすい4つの身体的要因”についてお伝えします。

 

以前にもアップしましたが、「骨粗鬆症とはどういう状態なのか?」という問いに答えることはできても、「骨粗鬆症になりやすい人は?」という問いには答えることができる人は少ないです。

 

ですので、「なりやすい人の特徴」についてシリーズ化してお伝えしていきます。

 

まず今回は「身体的要因」です。

 

1.閉経

これは女性特有の要因です。閉経を迎えると女性ホルモンであるエストロゲンが減少します。その女性ホルモンは非常に骨粗鬆症には重要で、骨からカルシウムが溶けてなくなっていくのを防いでくれているのです。その重要な女性ホルモンが閉経後に減少することで、急激に骨密度が減少します。骨粗鬆症の約8割が女性であることがこれで納得できますね。

 

2.加齢

骨密度は50歳くらいから低下します。その原因は、先にも述べたように女性では閉経後のエストロゲン減少がありますが、そのほかに性別問わず骨に重要なカルシウムの吸収が低下することや、カルシウムの吸収に重要なビタミンDを作る働きを低下させるなどが考えられています。カルシウムやビタミンDなど骨に重要な栄養素についてはまた後日詳しくお伝えします。

 

3.やせている

特に多いのが過度のダイエットです。食事量を減少することで骨に必要な栄養素が不足します。また、「やせ」は骨折リスクにも該当します。骨折しやすい要因もまたアップしないといけないですね。ちなみに、肥満度を表すBMI指数において「やせ」に分類される方は注意です。「やせ」に分類されるのは18.5以下です。私はギリギリセーフでした。別にダイエットしているわけではないですよ!

 

4.家族に骨粗鬆症の方がいる

これは両親が骨粗鬆症であるかどうかで判断していただければ良いかと思います。ただ、日本において骨粗鬆症の検診率が低いというのは以前にお伝えした通り、両親が骨粗鬆症であるのかわからない方は多いと思います。そんな場合は、両親が大腿骨の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)をしたことがあるかどうかで判断してください。母娘間の骨密度に関する遺伝は7割ほど高いと言われています。

 

いかがでしょうか? あなたは該当する要因はありましたか?

あなただけでなく身近な方で少しでも疑わしい場合は、是非骨粗鬆症の検診を勧めてあげてください。

 

次回は、骨粗鬆症になりやすい生活習慣についてお話をします。

 

以上、骨粗鬆症マネージャーが教える!骨折予防に必要なこと 第7談 でした(^ ^)

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